倫理の用語集
倫理で使う専門用語を意味・読み方・具体例つきでまとめました。
倫理の用語1〜200 / 全304語(1/2ページ)
あ43語
ドイツ出身の政治哲学者 (1906-1975)。 全体主義・活動・公共性を分析。
「自分は何者か」 という同一性の感覚。 心理学者エリクソンが広めた概念で、 評論で多用される。
アイデンティティ確立に失敗した状態。 役割混乱・無気力等を招く。
教父哲学 の 代表 (354-430)。 『告白』・『神 の 国』。 原罪・恩寵 を 強調。
止揚・揚棄。 矛盾を高次で統合するヘーゲル弁証法の鍵概念。
神 の 無償 の 愛。 イエスが説いた隣人愛の根幹。
「善人 なほもて 往生 をとぐ、 いはんや 悪人 をや」 — 親鸞。
アーレントがアイヒマン裁判から引き出した概念。 平凡な役人が大量虐殺に加担。
エピクロス派 の 理想状態。 魂 の 平静・心の乱れがない状態。
イスラームの唯一神。 アラビア語で 「神」 を意味する普通名詞。
ストア派 の 理想状態。 情念 に動かされない不動心。
プラトン の 弟子 (前 384-前 322)。 「万学 の 祖」。 形相・質料・中庸等を提唱。
「万物 の 根源」。 自然哲学者が探し求めた究極 の 原理。
社会参加・自己拘束。 サルトルが知識人の責任とした。
江戸中期 の 思想家 (1703-1762)。 万人直耕 の 理想社会を説く。
安楽死 = 医師等が患者の死を積極的に引き起こす、 尊厳死 = 過剰延命を拒否。
キリスト教の開祖 (前 4 頃-30 頃)。 神の国と隣人愛を説いた。
江戸中期 の 思想家 (1685-1744)。 石門心学を開き商人 の 営利 を 正当化 した。
ムハンマドが 7 世紀に始めた一神教。 唯一神アッラーへの絶対帰依。
生けるものは全て仏となる性質 (仏性) を備えている、 とする大乗仏教の思想。
公共の利益を目指す人民全体の意志 — ルソーの中心概念。
プラトンの哲学で真に存在する永遠不変の本質。 感覚を超え理性で把握。
遺伝病治療等の技術。 ヒト受精卵への編集は倫理的議論が続く。
江戸前期の古学者 (1627-1705)。 朱子学を退け 論語 に立ち戻る。
ベーコンが整理した 4 つの偏見・先入観。 観察を妨げる。
「説明と同意」。 医療で患者が十分な説明を受けた上で同意する原則。
明治-大正期のキリスト教思想家 (1861-1930)。 無教会主義 を 説 く。
同じ人生が無限に繰り返される — それでも肯定できるかと問うニーチェ。
「幸福」。 人間 の 究極目的 = 魂 の 卓越性 (徳) に基づく活動。 アリストテレス。
AI (人工知能) の利用が提起する倫理的問題。
徳を失い民意を失った君主は天命によって交代させられるとする儒家・孟子の政治思想。「姓を易へ命を革む」。
ヘレニズム期の哲学者 (前 341 頃-前 270 頃)。 アタラクシアを説いたエピクロス派の祖。
ヘレニズム期の学派。 心の平静 (アタラクシア) を最高善とした。
判断中止。 自然的態度を一旦棚上げする — フッサール。
ドイツ 出身 の 精神分析学者 (1902-1994)。 アイデンティティ 論 と 8 段階発達説を提唱。
美や善への憧れ。 イデア界を求める魂の 上昇力。 プラトン。
確実な前提から論理的に結論を導く推論。 デカルトが重視。
全ての事象は原因と条件によって生起するというブッダの根本教義。
「人にしてもらいたいことを、 人にもせよ」 — イエスが説いた倫理の基本原則。
孟子 の 政治観。 王道 = 徳と仁義、 覇道 = 武力 と 計略。
明代の儒学者 (1472-1529)。 陽明学を興し心即理・致良知・知行合一を説いた。
江戸中期の古文辞学者 (1666-1728)。 先王 の道を説く。
サイードが批判した西洋が東洋を 「他者」 として表象する思考様式。
か41語
格差は最も不利な立場の人の利益になる場合のみ許される — ロールズ。
事物の理を一つひとつ究めて知を完成させること。 朱子学の修養法。
「もし ~ なら ば ~ せよ」 と 条件付きで命じる 命法。 カント は 道徳 で ない と した。
イエスが 「近づいた」 と宣べ伝えた神の支配する世界。
ニーチェの言葉。 西洋の最高価値が失効したことを告げる。
フランス出身 の 宗教改革者 (1509-1564)。 予定説 と 職業召命観 を 説 く。
地球環境の保全をめぐる倫理学。 自然の権利・世代間倫理等。
ドイツの哲学者 (1724-1804)。 経験論と合理論を統合し批判哲学を確立。
古来日本 の 自然・祖霊崇拝に基づく神道 の 道。
個別の観察・実験から一般法則を導く推論。 ベーコンが重視。
QOL = 生命の質、 SOL = 生命の神聖性。
ユダヤ教 の 聖典。 律法・歴史書・預言書・諸書から成る。
アメリカ の 心理学者 (1936-)。 「ケア の 倫理」 を 提唱 し 正義中心 の 倫理を問い直した。
デンマーク の 哲学者 (1813-1855)。 実存主義 の 先駆。 単独者と絶望。
全てのものは固定的実体を持たないという大乗仏教の思想。 龍樹 (ナーガールジュナ) が体系化。
真言宗 の 開祖 (774-835)。 高野山金剛峯寺を開く。
イスラームの聖典。 ムハンマドが受けた啓示を集めたもの。 アラビア語。
国境を越えた経済・情報・人の移動の 拡大。
遺伝的に同一の個体を作る技術。 ヒトクローンは各国で禁止。
徳を備えた人格者。 儒家の理想像。 小人 と対比される。
正義や公正ではなく、 他者への配慮・気づかい (ケア) を重視する倫理の立場。 ギリガン。
アリストテレス の 個物説。 形相 (エイドス) + 質料 (ヒュレー)。
18 世紀ヨーロッパで理性の光で迷信・専制を打ち破ろうとした運動。
神とイスラエルの民が結んだ契約。 律法を守れば守られるという観念。
すべての人を分け隔てなく平等に愛すること。 墨子の中心思想。
死・苦悩・争 い・罪 など、 人が避けられ ない 壁。 ヤスパース は ここ で 実存 に 目覚 める と した。
アダムとエバの 堕罪 に遡る人類全体が担う罪。 アウグスティヌスが確立。
意識に現れたままの経験を、 先入観を排してありのままに記述しようとする哲学。
存在の意味を問うことができる人間の在り方。 ハイデガーが人間をこう呼んだ。 ダーザイン。
孝 = 父母への愛と敬い、 悌 = 兄や年長者への敬い。 仁の根本。
人々が自由・対等に議論し合意を形成する場。 ハーバーマスが重視した概念。
古代中国の思想家。 紀元前 5 世紀。 弟子が言葉をまとめた論語が残る。
ロールズの正義観。 全員が公正な手続きに合意できる原理を正義とする。
個別現象の背後に共通の構造を見出す思考法。 レヴィ・ストロース。
「最大多数の最大幸福」 を原理とする倫理学。 ベンサム・ミル。
江戸期に興った日本古典研究の学派。 賀茂真淵・本居宣長ら。
本居宣長が 『古事記』 を 30 余年かけて注釈した大著。 国学を大成した。
荘子が蝶になる夢を見た話。 自他・夢と現の区別を問う。
認識が対象に従うのでなく、 対象が認識形式に従うとしたカントの転換。
対話を通じて合意を形成する理性 — ハーバーマス。
共同体主義。 個人を共同体から切り離さず共通善を重視。
さ80語
それ 自体 が 目的 と なる 究極 の 善。 アリストテレス は それ を 幸福 と した。
功利主義 の 中心原理。 「できるだけ多くの人のできるだけ大きな幸福」。
天台宗 の 開祖 (767-822)。 比叡山延暦寺 を 開 く。
イスラームの五行の一つ。 1 日 5 回、 メッカに向かって行う礼拝。
フランスの実存主義者 (1905-1980)。 「実存は本質に先立つ」・アンガジュマン。
イエスが山の上で群衆に語った教え。 「心の貧しい者は幸い」 等。
アメリカの政治哲学者。 共同体主義 と 「正義 の 講義」 で 著名。
父 なる神・子 なるイエス・聖霊 が一つの神であるという教義。
アメリカ の 心理学者・哲学者 (1842-1910)。 「真理とは有用 な もの」 と した。
「ただひたすら座る」 — 道元の禅の中心。
プラトン が 重視した知恵・勇気・節制・正義 の 4 つ の 徳。
意識は常に 「何かについての意識」 である — フッサール。
自分の可能性を最大限に発揮したいという最高位の欲求。 マズロー。
人間中心でなく自然そのものに権利を認める立場。
人為を超え自然・理性に由来する普遍法則。 グロティウス・ロック。
将来世代 のニーズを損なわず現在世代のニーズを満たす発展。
ブッダの説いた 4 つ の 真理: 苦・集・滅・道。
孟子が性善説の根拠とした 4 つの道徳的萌芽。
モーセ が シナイ山で神から授かった 10 の 戒律。 ユダヤ教・キリスト教 の 基本倫理。
美的・倫理的・宗教的実存 — キルケゴール。
人間は予めの本質 (=型) を持たず、 自ら選び自らを作る — サルトル。
快楽には質の高低がある — ミルがベンサムを修正。
アメリカ の 心理学者 スタンレー・ホール が 青年期 を 例 え た 表現。
キルケゴールにおいての 「絶望」。 真の自己でありえない苦しみ。
イスラームの 「努力」 「奮闘」。 大ジハード (自己鍛錬) と小ジハード (防衛戦)。
仏教 の 中心倫理。 慈 = 楽 を 与 え、 悲 = 苦を抜く。
人間は自らの死を引き受けてこそ本来的になれる — ハイデガー。
国家は人々の契約によって作られたとする近代の政治思想。
イスラーム法。 クルアーンとハディースに基づく信徒の生活全般を規律。
16 世紀ヨーロッパのカトリック教会改革運動。 ルター・カルヴァン。
J.S.ミルの著作 (1859)。 他者に害を与えない限り個人の自由は制約されないと説く。
南宋の朱子が大成した 理 の学 (朱子学) と、 明の王陽明の 心即理 の学 (陽明学)。
「私にとって真理である真理」。 キルケゴールが求めた、 自分がそれに生き死ねる真理。
胎児の染色体・遺伝子異常を妊娠中に調べる検査。
前 298 頃-前 235 頃。戦国末期の儒家。性悪説を唱え、礼による矯正を説いた。門下から韓非子・李斯が出た。
主観・客観が分かれる以前の直接的経験 — 西田幾多郎。
固体が直接気体になる、 または気体が直接固体になる変化。
小さな国・少ない民を理想とした老子の政治観。
個人の出家修行で悟りを目指す仏教。 スリランカ・東南アジアに伝わる。
推古天皇 を 助けた 摂政。 冠位十二階・十七条憲法 を 定めた。
情報技術 ([ICT]) が提起する倫理的問題を扱う応用倫理学。
この世の全てのものは移り変わり、 永遠に続くものはないという仏教の考え。
世俗の職業は神から与えられた使命 (召命) であるとする考え。 ルター・カルヴァン。
イエスが十字架の死によって人類の罪を身代わりに償ったとするキリスト教の考え。
すべて の 存在 に 不変 の 実体 (我) は ない と する 仏教 の 根本教 え。 三法印の一つ。
自ら道徳法則を立て、 自らそれに従うこと。 カントの自由の核心。
儒家の最高徳目。「人を愛する」思いやりの心。孔子が中心に据えた概念。
オーストラリアの哲学者。 動物の解放・種差別 を 提唱。
律法の行いでなく、 神への信仰によって義とされ救われるとする教え。 パウロ。
荘子の理想像。 道と一体となり 天 と共に自然に生きる人。
心そのものが理であるとする王陽明の説。 朱子学の性即理と対立。
日本古来の民族宗教。 山・川・木など自然や祖先に神が宿るとする多神信仰。
浄土真宗 を 開いた 鎌倉時代 の 僧 (1173-1262)。
親 から の 心理的自立 への 動 き。 ホリングワース が 提唱。
ヘーゲル法哲学の概念。 家族・市民社会・国家を通す倫理共同体。
中世ヨーロッパの学校 (schola) で営まれた神学と哲学の体系。
ヘレニズム期の学派。 ゼノン創始。 「自然に従って生きよ」 と説いた。
オランダの哲学者 (1632-1677)。 汎神論 (神即自然) を 説 く。
人の本性は欲深く悪へ向かうとする荀子の思想。だからこそ礼による教育・矯正が必要だとする。孟子の性善説と対立。
人工授精・体外受精・代理出産等の不妊治療。
人は生まれながらに善であるとする孟子の思想。四端の心を育てれば仁義礼智の徳に至るとする。荀子の性悪説と対立。
人の本性 (性) がそのまま理であるとする朱子学の説。
子ども から 大人 へ 移行 する 時期。 おおよそ 12 歳頃 から 22 歳頃。
古代日本の道徳観。 「清く明るい心」。 神への純粋な真心。
バイオエシックス。 医療・生命科学が提起する倫理的問題。
民族やポリスを超え、 全人類を同胞と見るストア派の思想。 コスモポリテース。
人間は世界から切り離されず物・他者と関わり生きる — ハイデガー。
現在世代の将来世代への倫理的責任。
歴史を通して自らを実現する精神 = 神 — ヘーゲル哲学の究極概念。
全てを阿弥陀仏の力に委ね切る — 親鸞 の 信。
ストア派の創始者 (前 335 頃-前 263 頃)。 「自然に従って生きよ」 と説いた。
インドの経済学者・哲学者。 潜在能力アプローチ (ケイパビリティ) を提唱。
ただ善をなそうとする意志。 カントが無条件に善としたもの。
センの福祉論。 「何をしうるか」 の自由の幅を重視。
イデア界の最高位にある究極のイデア。 太陽に 例 えられる。
前 369-前 286 頃。戦国時代の道家。胡蝶の夢・無用の用・万物斉同を説いた。著作『荘子』。
絶対的な真理はなく、 真理や価値は人や立場によって異なるとする考え方。
生きたまま、 この身のままで仏となること。 空海 (真言宗) の教え。
前 5 世紀 アテネ の 哲学者 (前 470 頃-前 399)。 「無知の知」 と 問答法で知られる。
前 5 世紀 アテネ の 職業教師。 弁論術を教え 相対主義 を 主張。
た33語
在家・出家を問わず万人の救いを目指す仏教。 中国・朝鮮・日本に伝わる。
思春期に起こる身体の性的成熟。 声変わり・月経等。
ルソー が 『エミール』 で 述べた 言葉。 青年期 は 「生きる ため に 生まれる」 時期。
青年期初期に親や大人への反抗が強まる時期。 自立への通過点。
他者に害を与えない限り個人の自由は制約されない — ミル 『自由論』。
「白紙」。 生まれつき心には観念がなく経験で書き込まれる — ロック。
異なる文化・民族の共存と尊重を図る思想。
魂 は 理性・気概・欲望 の 3 部分から成る — プラトン。
「魂 を善くする」 ことを人生の目的としたソクラテスの教え。
紀元前 6 世紀 の ミレトス 学派 の 祖。 「万物 の 根源 は 水」 と説いた。
より強く、 より高くあろうとする生の根本衝動。 ニーチェの概念。
知と行いは一体であるとする王陽明の説。 真の知は必ず行いを伴う。
アリストテレスの徳の 2 分類。 知性的徳 = 教育、 倫理的徳 = 習慣で養う。
「徳 は 知 で あ る」 — ソクラテス の 倫理学の中心命題。
苦行と快楽の両極端 を避けるブッダの実践。
過剰 と 不足 の 中間。 倫理的徳の在り方 — アリストテレス。
自ら価値を創造し力への意志を持つ新しい人間像 — ニーチェ。
生まれつき備わる良知を十分に発揮すること。 王陽明の教え。
人生 の 節目 (誕生・成人・結婚・死) に行う儀式。 ファン・ヘネップ 命名。
「~せよ」 と 無条件に命ずる道徳法則 — カ ン ト。
真理 を ただ 見つめる 観想的活動。 アリストテレス が 最高 の 幸福 と した。
フランスの哲学者・数学者 (1596-1650)。 「我思う故に我在り」。
「知 を愛する (ピロソフィア)」 こと。 根源を理性で問う営み。
哲学者が統治する (または統治者が哲学する) ことで理想国家が実現する — プラトン。
原子 (アトム) 論を説いた紀元前 5 世紀 の 哲学者。
アメリカの哲学者・教育学者 (1859-1952)。 道具主義 と 問題解決学習。
万物 の 根源・自然 の 道。 言葉では言い尽くせないもの — 老子・荘子。
感覚世界 を 洞窟の影に 例 え た プラトン 『国家』 の 有名 な 寓話。
目的を効率的に達成する手段としての理性。 アドルノらの批判概念。
曹洞宗 の 開祖 (1200-1253)。 只管打坐 を説いた。
君主が徳と礼で民を治める儒家の政治思想。 法と刑罰の法治と対比。
スコラ哲学 の 大成者 (1225 頃-1274)。 『神学大全』 で 信仰 と 理性 を 調和。
暴走トロッコを進路変更すれば 5 人を救えるが 1 人を殺す — 倫理学の思考実験。
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