最大多数の最大幸福 は、 ベンサム が 功利主義 の中心原理とした言葉です。
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| 善の基準 | できるだけ多くの人のできるだけ大きな幸福 |
| 判定 | 結果の幸福量で客観的に測る |
| 平等原理 | 各人を 1 として数え、 1 以上と数えない |
この原理には強みと弱みが同居しています。誰の幸福も同じ重みで数えるため身分による差別を退けられる一方、合計が大きくなりさえすればよいとすると、少数者の犠牲を正当化しかねません。たとえば、多数の便利さのために少数の人に大きな負担を負わせる案でも、総量が増えるなら認められてしまう。この点が後の正義論からの批判を招きました。
試験では 「結果の幸福の量」 で善悪を測る点と、 各人を平等に数える原理が問われます。