エポケー (判断中止) は、 フッサール が 現象学 の出発点とした方法です。
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| 自然的態度 | 「世界や物が客観的に在る」 と思い込む |
| エポケー | その信念を一旦括弧 に入れる (現象学的還元) |
| 結果 | 意識に現れるままの現象を純粋に記述 |
元は古代懐疑主義の用語です。
判断中止は、世界が存在しないと疑うことではありません。存在するかどうかの判断をいったん脇に置き、意識にどう現れているかだけを丁寧に見るという手続きです。たとえば、目の前のコップが本当に実在するかを争うのではなく、どのような見え方の重なりによってコップとして立ち現れているのかを記述する。この向き直しが現象学の出発点になります。
試験では 「判断中止」 という意味と、 これにより現象を純粋に記述できる点が問われます。