最高善 は、 アリストテレス が 『ニコマコス倫理学』 で説いた概念で、 他の何かの手段でなく それ自体が究極の目的となる善 を指します。 富や名誉は何かのための善ですが、 最高善はそれ自体のために求められます。 アリストテレス はこの最高善を エウダイモニア (幸福) であるとしました。
| 手段としての善 | 最高善 | |
|---|---|---|
| 例 | 富・名誉・健康 | 幸福 (エウダイモニア) |
| 性質 | 他の目的のため | それ自体が目的 |
たとえば「なぜ働くのか」と問えばお金のため、「なぜお金がいるのか」と問えば暮らしのため、と答えは次々に続きます。この問いが止まるところ、つまりそれ自体のために求められるものが最高善です。
試験では 最高善 = 幸福 (エウダイモニア) である点と、 「それ自体が目的である善」 という定義が問われます。