公正としての正義 は、 ロールズ が 『正義論』 で示した正義観で、 あらかじめ正しい結果を決めるのではなく、 誰もが公正と認める手続きの下で全員が合意できる原理を正義とする考え方です。 そのために、 自分の立場を知らない 無知のヴェール をかぶった 原初状態 で人々が選ぶ原理 (平等な自由と 格差原理) を正義としました。
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| 立場 | 結果でなく公正な手続きを重視 |
| 装置 | 無知のヴェール・原初状態 |
| 帰結 | 平等な自由 + 格差原理 |
たとえばケーキを二人で分けるとき、切る人が後で選ぶと決めておけば、自然と等しく切ろうとします。ロールズが重んじたのは、手続きが公正であれば結果も受け入れられる、というこの発想です。
試験では 公正としての正義 = ロールズ の正義観である点と、 無知のヴェール・格差原理 とのつながりが問われます。