古事記伝 は、 江戸中期の国学者本居宣長 (1730-1801) が 『古事記』 を約 35 年かけて注釈・研究した全 44 巻の大著です。 漢字で書かれた 『古事記』 を古代日本語の音・意味から丹念に読み解き、 儒教・仏教が入る前の日本人本来の心を明らかにしようとしました。 この研究を通じて もののあはれ や 真心 の思想が説かれ、 国学 が大成されました。
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 本居宣長 |
| 対象 | 『古事記』 の注釈 (全 44 巻) |
| 意義 | 国学 の大成・漢意 を排し 真心 を説く |
たとえば同じ漢字でも、当時どう読み何を意味したのかを一語ずつ確かめていく。宣長は三十年以上をこの作業に費やし、後の世の解釈を通さずに古代の言葉そのものへ近づこうとしました。
試験では 『古事記伝』 = 本居宣長 の著作である点と、 もののあはれ・国学 とのつながりが問われます。