用語集
中庸ちゅうよう
過剰 と 不足 の 中間。 倫理的徳の在り方 — アリストテレス。
過剰 と 不足 の 中間。 倫理的徳の在り方 — アリストテレス。
中庸 (希 mesotēs) は、 アリストテレス の倫理学の中心概念で、 倫理的徳 (性格的徳) は 過剰と不足の中間 にあるとしました。
| 不足 | 中庸 (徳) | 過剰 |
|---|---|---|
| 臆病 | 勇気 | 蛮勇 |
| 無感覚 | 節制 | 放縦 |
| 卑屈 | 機知・謙虚 | 傲慢 |
中庸は単なる平均でなく、 状況に応じた適切さであり、 習慣 ([エートス]) の反復で養われます。
試験では 「過剰と不足の中間」 と、 勇気 = 臆病 と 蛮勇 の中間という具体例が頻出です。
中庸とは、 アリストテレスが説いた徳のあり方で、 二つの極端を避けて中間を取ることを指します。 例えば勇気は「臆病」と「無謀」の中間にあり、 寛大さは「けち」と「浪費」の中間にあります。 中庸は単なる平均ではなく、 状況に応じて適切な行動を選び取る実践的な知恵(フロネーシス)を必要とします。 儒教にも「中庸」(『中庸』という経典) があり、 偏りのない徳を重んじる点で東西の思想が共通する興味深い概念です。
| 不足(極端) | 中庸(徳) | 過剰(極端) |
|---|---|---|
| 臆病 | 勇気 | 無謀 |
| けち | 寛大さ | 浪費 |
ポイント 中庸は「臆病と無謀の中間が勇気」のように、 二つの極端の中間にある徳です。 単なる平均ではなく、 状況に応じた適切さを選ぶ実践知(フロネーシス)を伴う点を押さえましょう。