志向性 は、 フッサール が意識の中心構造とした概念で、 意識は常に 「何かについての意識」 である ことを指します。
| 用語 | 内容 |
|---|---|
| ノエシス | 意識する働き (見る・思う) |
| ノエマ | 意識される 「何か」 (対象) |
例: 「見る」 は何かを見る、 「思う」 は何かを思う、 というように意識は常に対象へ向かいます。
志向性が示しているのは、意識は容器のように中身を溜めるものではないという点です。意識はつねに何かへ向かう働きであり、向かう相手を外して意識だけを取り出すことはできません。たとえば、怖いという感情も、何が怖いのかを抜きにしては成り立ちません。この構造に着目することで、心を対象との関係として記述できるようになります。
試験では 「意識は常に何かについての意識」 という定義が問われます。