小国寡民 は、 老子 が 『道徳経』 で描いた理想国家像です。
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 国の規模 | 小さな国・少ない民 |
| 暮らし | 素朴 で自給自足 |
| 隣国との関係 | 鶏犬の声 が聞こえても往来しない |
大帝国化・文明化を退け、 自然に任せた暮らしを善しとしました。
小国寡民は「豊かで大きな国は本当に幸せか」という問いへの答えです。国土や富を増やすことを進歩と見る考え方に対し、便利な道具や制度が増えるほど人は競い合い落ち着きを失う、と老子は見ました。たとえば、隣の国の鶏や犬の声が聞こえるほど近くにいても行き来せず、自分たちの食べるものと着るものに満足している暮らしが理想として描かれます。
試験では 無為自然 を政治・社会に適用した理想像である点が問われます。