他者危害原則 (危害原則) は、 ミル が 『自由論』 (1859) で示した原則です。
| 行為の種類 | 干渉できるか |
|---|---|
| 他者に害を与える行為 | 制約できる |
| 自分にのみ関わる行為 | 干渉できない |
個人の自由が制約されうるのは他者に害を与える場合に限られ、 現代のリベラリズムの中核となっています。
この原則が線を引くのは「本人のためを思って止めてよいか」という場面です。害が本人にしか及ばないなら、周りが良かれと思っても強制はできない、というのが自由主義の立場になります。たとえば、危ない趣味をやめさせるのに、本人が損をするからという理由では足りず、他人を巻き込む危険があるかどうかが判断の分かれ目になります。
試験では 「他者に害を与えない限り自由」 という原則が、 自由主義の基礎である点が問われます。