伊藤仁斎 (1627-1705) は、 江戸前期京都の儒者です。
| キーワード | 内容 |
|---|---|
| 古義学 | 朱子学を退け 『論語』 『孟子』 に直接戻る |
| 仁の解釈 | 「人と人との親しみ愛する心」 |
| 学問の場 | 人倫日用の道 (日常の人間関係) |
京都に 「古義堂」 を開きました。
仁斎が問い直したのは「聖人の教えを読むのに後世の注釈が要るのか」という点です。宇宙の原理から人の道を説き起こす読み方を退け、書かれた言葉の元の意味に戻ろうとしたところが古学と呼ばれる理由です。たとえば、仁を万物を貫く理として説明するのではなく、親子や友人が互いを思いやる具体的な情として読む。そこに日常の人間関係を重んじる姿勢が表れています。
試験では 朱子学の抽象的 「理」 を退け、 日常の人間関係に道を見た点が問われます (荻生徂徠 と並ぶ古学)。