心即理 は、 王陽明 が説いた陽明学の根本立場で、 心そのものが 理 (道徳の法則) である とします。 理は外の事物の中ではなく、 自分の心の中にあると考える立場で、 心と本性を分け理を外に求める 朱子学 の 性即理 と鋭く対立します。
| 朱子学 (性即理) | 陽明学 (心即理) | |
|---|---|---|
| 理の在り処 | 事物の中 (外) に理がある | 心の中に理がある |
| 修養 | 格物致知 (外の理を究める) | 致良知 (内の良知を発揮) |
たとえば親を大切にするという理は、書物の中に書かれているから成り立つのではなく、親を思う自分の心のうちにある。王陽明はこう考え、外の事物を一つずつ調べていく道筋とは正反対の立場を取りました。
試験では 心即理 = 陽明学、 性即理 = 朱子学 という対比が頻出です。 取り違えに注意。