性善説は、人は生まれながらに善の本性を持つとする孟子の思想です。人が本来そなえる善の芽を育てれば、徳のある人になれると説きます。
| 立場 | 人物 | 人間観 |
|---|---|---|
| 性善説 | 孟子 | 人は本来善。善の芽を伸ばせばよい |
| 性悪説 | 荀子 | 人は本来欲深い。礼で矯正する必要がある |
孟子は、人が本来もつ「四端の心」(惻隠・羞悪・辞譲・是非の心)を例に挙げ、これは生まれつき備わっていて、四肢(手足)があるのと同じだと述べました。この善の芽を育てれば仁・義・礼・智の徳に至るとします。同じ儒家の荀子が、人の本性は欲深いとする性悪説を唱えたのと、鋭く対立します。
試験では 「孟子=性善説/荀子=性悪説」の対比が頻出。性善説の根拠が「四端の心」であること、善の芽を育てるという立場まで答えられるようにする。
性善説 は、 孟子 の説で、 人の本性は生まれつき善である とします。
| 孟子 の性善説 | 荀子 の性悪説 | |
|---|---|---|
| 本性 | 善 | 悪 |
| 善の由来 | 元々備わる芽を育てる | 後天的な 礼 で矯正 |
根拠は 四端の心 で、 井戸に落ちそうな子を見れば誰でも助けようとする (惻隠 の心) ことから、 仁義礼智の芽が備わるとしました。
試験では 荀子 の 性悪説 との対比と、 根拠が 四端の心 である点が頻出です。