功利主義 (ユーティリタリアニズム) は、 18-19 世紀イギリスで興った倫理学で、 行為の善悪を結果がもたらす 幸福 (功利) の量によって判定する立場です。
| ベンサム | ミル | |
|---|---|---|
| 立場 | 量的功利主義 | 質的功利主義 |
| 快楽 | 量で測る (快楽計算) | 質の高低がある |
「最大多数の最大幸福」 を行為の原理とします。
試験では カント の 義務論 (動機重視) との対比 (功利主義は結果重視) が頻出です。
功利主義とは、 18-19 世紀のイギリスでベンサムが提唱し、 J.S. ミルが洗練させた倫理思想で、 「最大多数の最大幸福」を社会の目標とします。 行為や政策の善悪を「結果として どれだけの幸福(快楽)をもたらすか」で判断する点が特徴です。 民主主義や福祉政策の理論的基盤を提供した一方、 多数派の幸福のために少数派の権利が軽視されるおそれがあるとも批判されます。 公共では義務論との対比で頻出します。
| 思想家 | 立場 |
|---|---|
| ベンサム | 量的功利主義(快楽は量で測れる) |
| J.S. ミル | 質的功利主義(快楽に質の差がある) |
「満足した豚であるより、 不満足な人間であるほうがよい」というミルの言葉は、 精神的快楽を重視した質的功利主義を表します。
試験では 功利主義は「結果(幸福の量)で善悪を判断」する点が、 行為そのものの正しさを問う義務論(カント)と対比されます。 ベンサム=量的、 ミル=質的の違いも頻出です。