一般意志 は、 ルソー が 『社会契約論』 で説いた中心概念です。
| 一般意志 | 全体意志 | |
|---|---|---|
| 内容 | 公共の利益を目指す人民全体の意志 | 個別意志の単なる総和 |
| 集計 | 多数決では表せない | 多数決 |
主権は一般意志にあり、 譲渡・代表できないため直接民主制を必要とします。
一般意志が難しいのは、多数決の結果と一致するとは限らないところです。各自が自分の利益を持ち寄って足し合わせた総和は、公共の利益と食い違うことがあり、それは意志の数え方の問題ではなく、目指しているものが違うためです。たとえば、全員が自分の家の前だけ除雪してほしいと望んだ結果が街全体にとって最善になるとは限らない、という食い違いを考えると分かりやすくなります。
試験では 全体意志 (個別の総和) との区別が頻出です。