徳治主義 は、 儒家の政治思想で、 君主が 徳と礼 によって民を治めることを説きます。
| 徳治主義 (儒家) | 法治主義 (法家) | |
|---|---|---|
| 治め方 | 徳と礼で自ら従わせる | 法と刑罰で押しつける |
| 民の心 | 心から服す | 罰を恐れて従う |
「徳を以て政を為さば、 北辰のその所に 居 て衆星のこれに共するがごとし」 (『論語』) と説かれました。
徳治主義が答えているのは「人はどうすれば本当に従うのか」という問いです。刑罰は行いを止めさせることはできても心までは変えられない、という見立てが法家との分かれ目になります。たとえば、罰則を厳しくすれば見つからないよう抜け道を探す人が増えますが、上に立つ人が自ら手本を示せば、罰が無くても人は進んで倣うようになる、という考え方です。
試験では 法治主義 (法家・韓非子) との対比が頻出です。