ケアの倫理 は、 アメリカの心理学者ギリガン (1936-) が主著 『もうひとつの声』 で提示した倫理の立場です。 ルールや権利・公正を重んじる 「正義の倫理」 (男性に多い傾向) に対し、 具体的な人間関係の中で他者を思いやり世話する 「ケア (配慮・気づかい)」 を重視する道徳のあり方 (女性に多い傾向) を示しました。
| 正義の倫理 | ケアの倫理 | |
|---|---|---|
| 重視 | ルール・権利・公正 | 関係・配慮・思いやり |
| 立場 | 抽象的・普遍的 | 具体的・関係的 |
| 提示 | 従来の道徳観 | ギリガン |
試験では ギリガン が 「正義の倫理」 に対してケアの倫理を示した点と、 関係や配慮を重視する特徴が問われます。