空 (シューニヤター) は、 大乗仏教 の中心思想で、 全ての存在は 縁起 によって生じるため 固定的な実体 (自性) を持たない、 とします。
| 誤解 | 正しい理解 |
|---|---|
| 「無」 (何もない) | × |
| 「実体が空 (むなしい)」 | ○ 関係の中で仮に存在 |
龍樹 (ナーガールジュナ) の 『中論』 で体系化され、 『般若心経』 の 「色即是空」 で有名です。
たとえば同じ一枚の紙が、折れば紙飛行機になり、貼れば掲示物になります。紙そのものに「これでしかない」という中身が備わっているのではなく、関係の中で仮にそう在る、というのが空の見方です。
試験では 「無」 ではなく 「固定的実体がない」 という意味と、 体系化した龍樹 (ナーガールジュナ) が問われます。