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数検すうけんじゅん2きゅう

集合しゅうごう命題めいだい必要ひつよう条件じょうけん十分じゅうぶん条件じょうけん

最終さいしゅう確認かくにん:

このしょうまなぶこと

数学すうがくを 「ただしくべる」 ための論理ろんりしょうです。 関数かんすう整数せいすう証明しょうめいでも土台どだいになります。

  • 集合しゅうごうあらわかた共通部分きょうつうぶぶん \cap和集合わしゅうごう \cup補集合ほしゅうごう
  • ド・モルガンの法則ド・モルガンのほうそく
  • 命題めいだい真偽しんぎ反例はんれい
  • ぎゃくうら対偶たいぐう
  • 必要条件ひつようじょうけん十分条件じゅうぶんじょうけん必要十分条件ひつようじゅうぶんじょうけん

ポイント:pqp \Rightarrow qしん」 のとき、 ppqq であるための じゅうふん条件じょうけんqqpp であるための 必要ひつよう条件じょうけん です。 矢印やじるしるほう (ひだり) がじゅうふんにゅうるほう (みぎ) が必要ひつようおぼえます。

1. 集合しゅうごう

もののあつまりを集合しゅうごうといいます。 集合しゅうごうAA, BB について、

  • 共通部分きょうつうぶぶん ABA \cap BAA にも BB にもぞくする
  • 和集合わしゅうごう ABA \cup BAA または BBぞくする
  • 補集合ほしゅうごう A\overline{A}全体ぜんたい集合しゅうごうなかAAぞくさない

ド・モルガンの法則ド・モルガンのほうそく: AB=AB,AB=AB\overline{A \cup B} = \overline{A} \cap \overline{B}, \qquad \overline{A \cap B} = \overline{A} \cup \overline{B}

例題れいだい1: 全体ぜんたい集合しゅうごうU={1,2,3,4,5,6,7,8,9,10}U = \{1,2,3,4,5,6,7,8,9,10\}A={2,4,6,8,10}A = \{2,4,6,8,10\} (偶数ぐうすう)、 B={3,6,9}B = \{3,6,9\} (3の倍数ばいすう) とする。 ABA \cap BABA \cup Bもとめなさい。

解答かいとう: AB={6}A \cap B = \{6\} (両方りょうほうぞくするのは6だけ)。 AB={2,3,4,6,8,9,10}A \cup B = \{2,3,4,6,8,9,10\}検算けんざん: 要素ようそすうn(AB)=n(A)+n(B)n(AB)=5+31=7n(A\cup B) = n(A) + n(B) - n(A\cap B) = 5 + 3 - 1 = 7{2,3,4,6,8,9,10}\{2,3,4,6,8,9,10\} は7一致いっち

2. 命題めいだい真偽しんぎ

ただしいかただしくないかがまるぶん命題めいだいといいます。 命題めいだいにせであることをしめすには、 たないれい (反例はんれい) を1つげれば十分じゅうぶんです。

例題れいだい2: 命題めいだいx2=4x^2 = 4 ならば x=2x = 2 である」 の真偽しんぎ調しらべなさい。

解答かいとう: にせ反例はんれいx=2x = -2。 このとき x2=4x^2 = 4 だが x=2x = 2 ではない。

3. ぎゃくうら対偶たいぐう

命題めいだいpqp \Rightarrow q」 にたいして、

名称めいしょうかたち
もとの命題めいだいpqp \Rightarrow q
ぎゃくqpq \Rightarrow p
うらpq\overline{p} \Rightarrow \overline{q}
対偶たいぐうqp\overline{q} \Rightarrow \overline{p}

重要じゅうよう: もとの命題めいだい対偶たいぐう真偽しんぎはつねに一致いっちします。 直接ちょくせつしめしにくいときは対偶たいぐうしめす (対偶たいぐう証明しょうめい) とらくになります。

4. 必要ひつよう条件じょうけん十分じゅうぶん条件じょうけん

pqp \Rightarrow qしんのとき:

  • ppqq であるための 十分条件じゅうぶんじょうけん
  • qqpp であるための 必要条件ひつようじょうけん

pqp \Rightarrow qqpq \Rightarrow p がともにしん (pqp \Leftrightarrow q) のとき、 ppqq であるための 必要十分条件ひつようじゅうぶんじょうけん です。

例題れいだい3:x=3x = 3」 は 「x2=9x^2 = 9」 であるためのなん条件じょうけんか。

解答かいとう: x=3x2=9x = 3 \Rightarrow x^2 = 9しん。 逆x2=9x=3x^2 = 9 \Rightarrow x = 3にせ (x=3x=-3反例はんれい)。 よって 「x=3x=3」 は 「x2=9x^2=9」 であるための じゅうふん条件じょうけん だが必要ひつよう条件じょうけんではない。

どうわれるか

  • 集合しゅうごうベン図べんずえがいて要素ようそかぞえる、 または n(AB)=n(A)+n(B)n(AB)n(A\cup B)=n(A)+n(B)-n(A\cap B)使つか問題もんだいます。
  • 必要ひつよう十分じゅうぶん条件じょうけん両方向りょうほうこう矢印やじるし真偽しんぎたしかめるのが鉄則てっそく片方かたほうだけしんなら 「必要ひつようのみ」 か 「十分じゅうぶんのみ」 です。
  • にせ」 をしめすときはかなら反例はんれいを1つげます。

よくまちがえるところ

この分野ぶんや計算けいさんがないぶんことばの をまちがえると全部ぜんぶ反対はんたいになります。

まちがいれいなおかた
必要ひつよう条件じょうけんじゅうふん条件じょうけんぎゃくにする「x = 3」 は 「x² = 9」 であるための必要ひつよう条件じょうけんこたえる矢印やじるしるほう (ひだり) がじゅうふん条件じょうけん
にせこたえるだけで反例はんれいかない「x² = 4 ならば x = 2」 をにせとだけx = -2 という反例はんれいを1つ
ぎゃく対偶たいぐうりちがえるp ⇒ q の対偶たいぐうを q ⇒ p とする対偶たいぐうは 「q でない ⇒ p でない」
ド・モルガンで ∩ と ∪ をえないA ∪ B の集合しゅうごうを 「A の集合しゅうごう ∪ B の集合しゅうごう」 とする∩ にわる

いちばんおおいのは 必要ひつようじゅうぶんりちがえ です。 「p は q であるための○○条件じょうけん」 とかれたら、 主語しゅごは p、 相手あいては q です。 p ⇒ q がしんなら p は十分じゅうぶん条件じょうけん、 q ⇒ p がしんなら p は必要ひつよう条件じょうけん集合しゅうごうかんがえるとかりやすく、 p をたすものの集合しゅうごう P が q をたすものの集合しゅうごう Q にすっぽりはいる (P ⊂ Q) とき、 p は q であるための十分じゅうぶん条件じょうけんです。 「ちいさいほうが十分じゅうぶん」 とおぼえるとまよいません。

必要ひつよう条件じょうけん十分じゅうぶん条件じょうけん調しらかた

順番じゅんばんやることれい (p は 「x = 3」、 q は 「x² = 9」)
1p ⇒ q がしん調しらべるx = 3 なら x² = 9 なのでしん
2q ⇒ p がしん調しらべるx = -3 が反例はんれいなのでにせ
3したひょうにあてはめてこたえるしんにせくみなのでじゅうふん条件じょうけん
p ⇒ qq ⇒ pp は q であるための
しんしん必要十分条件ひつようじゅうぶんじょうけん
しんにせ十分条件じゅうぶんじょうけん (必要ひつよう条件じょうけんではない)
にせしん必要条件ひつようじょうけん (じゅうふん条件じょうけんではない)
にせにせどちらでもない

大事だいじ: 片方かたほうきだけをたしかめて答えこたえめてはいけません。 かならず両方りょうほうきを調しらべ、 にせのほうには反例はんれいきそえます。

自分じぶんでチェック

  • 「p は q であるための」 の主語しゅごが p だとかる
  • p ⇒ q がしんのとき p がじゅうふん条件じょうけんだとえる
  • 命題めいだいにせであることを反例はんれい1つでしめせる
  • p ⇒ q の対偶たいぐうが 「q でない ⇒ p でない」 だとける
  • ド・モルガンの法則ほうそくで ∩ と ∪ がれかわるとえる

まとめ

  • 集合しゅうごう: \cap (かつ)・\cup (または)・A\overline{A} (集合しゅうごう)、 ド・モルガンの法則ほうそく
  • 命題めいだいにせ反例はんれいを1つげる
  • もとの命題めいだい対偶たいぐう真偽しんぎ一致いっちする
  • 十分じゅうぶん (\Rightarrowひだり) ・必要ひつよう (\Rightarrowみぎ)、 両方りょうほうしんなら必要ひつようじゅうふん

しょうでは、 かずIの中心ちゅうしんとなる 関数かんすう (グラフ・最大さいだい最小さいしょう)まなびます。

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がくしゅうロードマップ(10けん
  1. 1すうけんじゅん2きゅうとは — 出題しゅつだい範囲はんい合格ごうかく基準きじゅん対策たいさくすすかた
  2. 2かずしき展開てんかい因数いんすう分解ぶんかい実数じっすう・1不等式ふとうしき
  3. 3集合しゅうごう命題めいだい必要ひつよう条件じょうけん十分じゅうぶん条件じょうけん
  4. 4関数かんすう — グラフ・平方へいほう完成かんせい最大さいだい最小さいしょう
  5. 5方程式ほうていしき判別はんべつしき不等式ふとうしき
  6. 6三角さんかく正弦せいげん定理ていり余弦よげん定理ていり面積めんせき
  7. 7図形ずけい性質せいしつえん三角形さんかくけい五心ごしんぽうべきの定理ていり
  8. 8場合ばあいかず確率かくりつ
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