徒然草つれづれぐさ
兼好法師が 14 世紀初めに書いた随筆。 序段「つれづれなるままに」 が有名。
兼好法師が 14 世紀初めに書いた随筆。 序段「つれづれなるままに」 が有名。
徒然草とは、兼好法師(吉田兼好)が14世紀初め(鎌倉時代の末ごろ)に書いた随筆(エッセイ)です。全部で243段あり、無常観や人間をするどく見つめる目、ユーモアが同居しています。
| 日本三大随筆 | 作者 | 時代 |
|---|---|---|
| 枕草子 | 清少納言 | 平安時代 |
| 方丈記 | 鴨長明 | 鎌倉初期 |
| 徒然草 | 兼好法師 | 鎌倉末期 |
序段の「つれづれなるままに、日ぐらし、硯(すずり)にむかひて…」(=することもなく、一日中、すずりに向かって)という書き出しがとても有名です。日々の思いを自由に書きとめる随筆の代表で、枕草子・方丈記と並ぶ日本三大随筆の一つです。
ポイント 「徒然草=兼好法師の随筆」「日本三大随筆(枕草子・方丈記・徒然草)」をセットで覚える。作者と時代をまちがえないようにしましょう。
徒然草は、鎌倉末期(14世紀)に兼好法師(吉田兼好)が著した随筆です(著作権切れ)。全243段からなり、仏教・人生・自然・人物評など多彩な話題を自由につづっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作者 | 兼好法師(吉田兼好) |
| 時代 | 鎌倉末期(14世紀) |
| 構成 | 全243段の随筆 |
書名は序段「つれづれなるままに、日暮らし、硯に向かひて…あやしうこそものぐるほしけれ」に由来します。文末の「けれ」は「こそ」を受けた已然形で、係り結びの法則の例としても重要です。教科書頻出の第52段「仁和寺にある法師」は、思い込みで失敗した法師の話を通して「少しのことにも、先達はあらまほしきことなり」(ちょっとしたことにも案内役がいてほしいものだ)と教訓を結びます。
試験では 序段の係り結び(こそ→已然形けれ)、「仁和寺にある法師」の教訓の現代語訳が定番。三大随筆の一つとして作者・時代も問われる。
徒然草は、鎌倉末期(一三三〇年ごろ)に成立したとされる随筆で、作者は兼好法師(卜部兼好)です。「つれづれなるままに、日暮らし、硯に向かひて……」で始まる序段と、多数の短文の段で構成されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 成立 | 鎌倉末期(一三三〇年ごろ) |
| 作者 | 兼好法師(卜部兼好) |
| 構成 | 序段+多数の章段 |
| 主題 | 無常観・王朝文化への憧れ・人間観察・処世訓 |
仏教的な無常観を底に置きつつ、自然や人事への鋭い観察、処世の知恵など多彩なテーマを扱い、江戸時代には教養書として広く読まれました。
ポイント 三大随筆のうち最も新しく、鎌倉末期の成立。冒頭「つれづれなるままに」は頻出の暗唱箇所です。無常観を共有する点で『方丈記』と、観察・列挙の手法で『枕草子』と比較されます。