用語集
奥の細道おくのほそみち
松尾芭蕉が 17 世紀末に書いた紀行文。 江戸から東北・北陸を旅した記録。
松尾芭蕉が 17 世紀末に書いた紀行文。 江戸から東北・北陸を旅した記録。
奥の細道とは、松尾芭蕉が17世紀末(1689年)に、弟子の曾良(そら)とともに約5か月かけて江戸から東北・北陸を旅した記録(紀行文)です。散文(ふつうの文)と俳句を組み合わせてつづられています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作者 | 松尾芭蕉 |
| 形式 | 俳諧紀行文(散文+俳句) |
| 旅した場所 | 江戸→東北→北陸 |
| 期間 | 約5か月 |
「月日は百代(はくたい)の過客(かかく)にして…」(=月日は永遠の旅人のようなもので)という書き出しの序章が、名文として有名です。旅の途中でよんだ俳句がちりばめられ、俳諧紀行文の最高傑作とされています。
ポイント 「奥の細道=松尾芭蕉の俳諧紀行文」と覚える。物語ではなく「旅の記録に俳句がついた文章」という形式が特徴です。
奥の細道は、松尾芭蕉が元禄2年(1689年)に江戸から東北・北陸を巡り大垣まで旅した俳諧紀行です(著作権切れ)。散文と俳句を交互に配する独特の形式で、芭蕉文学の集大成とされます。
| 場面 | 名句 |
|---|---|
| 冒頭 | 月日は百代の過客にして… |
| 平泉 | 夏草や兵どもが夢の跡 |
| 立石寺 | 閑かさや岩にしみ入る蝉の声 |
冒頭の一節は李白の文を踏まえ、人生を旅と捉える世界観を示します。平泉では、かつて栄えた奥州藤原氏の旧跡に立ち、「夏草や兵どもが夢の跡」と詠みました。今は夏草が生い茂るばかりの跡に、かつての武将たちの栄華の名残を重ね、時の移ろいへの感慨を表した名句です。
ポイント 作者は松尾芭蕉、形式は俳諧紀行(散文+俳句)。平泉の「夏草や…」は栄華の無常を詠んだ代表句として、季語(夏草=夏)とあわせて押さえる。