用語集
漢詩かんし
中国の詩。 春暁・静夜思等。 白文・書き下し文・現代語訳の 3 段で読む。
中国の詩。 春暁・静夜思等。 白文・書き下し文・現代語訳の 3 段で読む。
漢詩とは、中国の古典の詩のことです。5字や7字を1句として、4句や8句で1編を作り、句の終わりの音をそろえる(押韻)などの決まりがあります。唐の時代(7〜9世紀)に完成した形が中心です。
| 読み方の3段 | 内容 |
|---|---|
| 白文 | 漢字だけの、もとの中国の文 |
| 書き下し文 | 日本語の語順・かなを入れて読めるようにした文 |
| 現代語訳 | 今の言葉に直した訳 |
代表的な漢詩に、孟浩然(もうこうねん)の春暁、李白(りはく)の静夜思、杜甫(とほ)の「春望」などがあります。日本では、白文・書き下し文・現代語訳の3段で読み進めます。
ポイント 漢詩は「白文→書き下し文→現代語訳」の3段で読むのが基本。短い字数に深い情景や思いがこめられている点が魅力です。
漢詩とは、中国古典の詩で、唐代(618〜907年)が黄金期とされます。一句の字数と句数によって、基本となる4つの形式に分けられます。
| 形式 | 一句の字数 | 句数 | 例 |
|---|---|---|---|
| 五言絶句 | 5字 | 4句 | 李白「静夜思」・王維「鹿柴」 |
| 七言絶句 | 7字 | 4句 | 李白「早発白帝城」 |
| 五言律詩 | 5字 | 8句 | 杜甫「春望」 |
| 七言律詩 | 7字 | 8句 | — |
句数が4句なら絶句、8句なら律詩、一句が5字なら五言、7字なら七言、と組み合わせで名前が決まります。技法の中心は、句末の音をそろえる「韻」と、対になる二句で構造をそろえる「対句」です。中3では李白・杜甫・王維といった盛唐の詩人の作品を鑑賞します。
試験では 「この詩の形式を答えよ」が定番。字数(5か7)と句数(4か8)を数えれば判別できる。五言=5字、絶句=4句、と語の意味から逆算するとよい。
漢詩は、中国の伝統的な定型詩の総称です。大きく古体詩と近体詩に分かれます。
| 区分 | 種類 | 特徴 |
|---|---|---|
| 古体詩 | 古詩・楽府 | 六朝以前。句数・規則が比較的自由 |
| 近体詩 | 絶句・律詩・排律 | 唐代に確立。規則が厳格 |
近体詩は、句数・字数・押韻・平仄・対句の規則が厳密に定まっているのが特徴です。絶句は4句、律詩は8句、排律は10句以上で構成されます。高校漢文では、主に唐代の近体詩(絶句・律詩)を学びます。
試験では 「古体詩か近体詩か」「絶句か律詩か」の判別が出発点。句数(絶句=4句・律詩=8句)と字数(五言・七言)から形式を特定できるようにする。