用語集
方丈記ほうじょうき
1212 年成立 の 随筆。 鴨長明作。 無常観 を 核 と し、 五大災厄 の 記述 で 名高い。
国語
方丈記は、一二一二年に成立した随筆で、作者は鴨長明です。冒頭「行く川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」で始まり、全編を通じて仏教的な無常観を描きます。
| 五大災厄 | 内容 |
|---|---|
| 安元の大火 | 都を焼いた大火事 |
| 治承の辻風 | 激しいつむじ風 |
| 福原遷都 | 都を移したことによる混乱 |
| 養和の飢饉 | 大飢饉 |
| 元暦の大地震 | 大地震 |
長明はこれら相次ぐ災厄を目の当たりにし、世のはかなさを悟って出家・隠遁し、一丈四方(方丈)の庵での暮らしを記しました。
ポイント 冒頭の「行く川の流れ」は無常観を象徴する名文として暗唱・出題の定番です。五大災厄の記述は当時の災害を伝える記録性でも評価され、災害文学の古典とされます。