書き下し文かきくだしぶん
漢文を、 日本語の語順に直して仮名をそえ、 読めるようにした文。
漢文を、 日本語の語順に直して仮名をそえ、 読めるようにした文。
書き下し文(かきくだしぶん)とは、漢字だけの白文を、日本語の語順に直し、ひらがな(送り仮名)をそえて、日本語として読めるようにした文のことです。「読み下し文」ともいいます。
| 白文 | 書き下し文 |
|---|---|
| 春眠不覚暁 | 春眠暁(あかつき)を覚えず |
| 処処聞啼鳥 | 処処(しょしょ)啼鳥(ていちょう)を聞く |
たとえば白文「春眠不覚暁」は、そのままでは中国語の語順なので、日本語の語順「春眠暁を 覚えず」に直し、かなをそえて書き下し文にします。こうすると、声に出して日本語として読めるようになります。中学では、白文に返り点をつけて、自分で書き下し文を作る学習へ進みます。
ポイント 書き下し文は「漢文を日本語として読めるように直した文」。白文→書き下し文→現代語訳の真ん中の段にあたります。
書き下し文とは、漢文を訓読の順に並べ替え、日本語の文として書き表したものです。漢文の答案で「書き下せ」とあれば、この形で答えます。次の3つのルールを守ります。
| ルール | 例 |
|---|---|
| 送り仮名は歴史的仮名遣い | 習フ → 習ふ/思ヒ → 思ひ |
| 助詞・助動詞の漢字はひらがなに | 而 → て/也 → なり |
| 返り点の順に並べ直す | 学而時習レ之 → 学びて時に之を習ふ |
たとえば『論語』学而第一「学而時習之」は、「学びて時に之を習ふ」と書き下します。注意点は、名詞や動詞の語幹など本体の漢字はそのまま残し、文法を担う部分だけをかなに直すこと。読まない文字(置き字)は書きません。
試験では 「書き下し文に直せ」は記述の定番。助詞・助動詞をひらがなに開いたか、歴史的仮名遣いになっているか、返り点どおりの順かの三点で減点されやすい。
書き下し文は、訓読文を日本語の語順で、歴史的仮名遣いに従ってかな交じりに書き直した文です。漢文の答案で「書き下せ」とあれば、この形で答えます。
| ルール | 例 |
|---|---|
| 助詞・助動詞はひらがなに直す | 之ヲ → 之を/知ラ未 → 知らず |
| 再読文字の二度目はひらがな | 未ダ知ラ未 → 未だ知らず |
| 動詞の活用は歴史的仮名遣い | 習フ → 習ふ/思ヒ → 思ひ |
| 置き字は書かない | 学而時習之 → 学びて時に之を習ふ |
たとえば訓読文「未ダ嘗テ敗レ未」は「未だ嘗て敗れず」と書き下します。漢字本体(名詞・動詞の語幹など)は漢字のまま残し、文法を担う部分だけをかなに直すのが要点です。
試験では 「書き下し文に直せ」は記述の定番。助詞・助動詞をひらがなに開いたか、歴史的仮名遣いになっているか、置き字を書いていないかの三点で減点されやすい。