用語集
書き下し文かきくだしぶん
訓読文を、日本語の語順・歴史的仮名遣いでひらがな交じりに書き直した文。漢文の標準的な日本語表記。
国語
書き下し文は、訓読文を日本語の語順で、歴史的仮名遣いに従ってかな交じりに書き直した文です。漢文の答案で「書き下せ」とあれば、この形で答えます。
| ルール | 例 |
|---|---|
| 助詞・助動詞はひらがなに直す | 之ヲ → 之を/知ラ未 → 知らず |
| 再読文字の二度目はひらがな | 未ダ知ラ未 → 未だ知らず |
| 動詞の活用は歴史的仮名遣い | 習フ → 習ふ/思ヒ → 思ひ |
| 置き字は書かない | 学而時習之 → 学びて時に之を習ふ |
たとえば訓読文「未ダ嘗テ敗レ未」は「未だ嘗て敗れず」と書き下します。漢字本体(名詞・動詞の語幹など)は漢字のまま残し、文法を担う部分だけをかなに直すのが要点です。
試験では 「書き下し文に直せ」は記述の定番。助詞・助動詞をひらがなに開いたか、歴史的仮名遣いになっているか、置き字を書いていないかの三点で減点されやすい。