用語集
送り仮名おくりがな
漢字 の あと に つける ひらがな。「走る」 の 「る」、「楽しい」 の 「しい」。
漢字 の あと に つける ひらがな。「走る」 の 「る」、「楽しい」 の 「しい」。
送り仮名とは、漢字のあとにつけるひらがなの部分のことです。「走る」の「る」、「楽しい」の「しい」が送り仮名です。漢字の部分は形が変わらず、形が変わる部分をひらがなで書くのがきほんのきまりです。
| もとの形 | 形が変わる | 送り仮名 |
|---|---|---|
| 走る | 走らない・走った | る |
| 楽しい | 楽しく・楽しかった | しい |
| 動く | 動かない・動いた | く |
まちがえやすいのは「行う(×行なう)」「明るい(×明い)」「落とす(×落す)」など。まよったときは、形が変わる部分を全部送り仮名にすると安全です。
ポイント 送り仮名のきまりがあるから、同じ漢字でも「細い(ほそい)」「細かい(こまかい)」のように読み分けられます。書いたあとの 推敲 でしっかり確かめましょう。
送り仮名(漢文)は、漢字の右下にカタカナで小さく付け、用言の活用や助詞・助動詞を補う表記です。現代国語の送り仮名と違い、漢文ではカタカナで、歴史的仮名遣いに従って書くのが原則です。
| 送り仮名 | 補っているもの | 例 |
|---|---|---|
| 学ビテ | 活用語尾+接続助詞 | 学びて |
| 之ヲ | 目的格の助詞 | 之を |
| 知ラ未 | 未然形+打消の助動詞 | 知らず |
| 山ヨリ | 格助詞 | 山より |
漢字本体には現れない日本語の文法情報(活用・助詞・助動詞)を、送り仮名がすべて担います。書き下し文に直すときは、この送り仮名部分をひらがなに開くのが基本です。
ポイント 返り点が「順番」を、送り仮名が「文法(活用・助詞・助動詞)」を担当する。書き下すときは漢字を残し送り仮名をかなに開く、と覚える。