用語集
返り点かえりてん
下の字から上の字へ返って読むことを示す記号。レ点・一二点・上下点・甲乙点・天地点の体系。
国語
返り点は、下の字から上の字へ返って読むことを示す記号で、漢字の左下に小さく書きます。種類によって「どれだけ離れた字へ返るか」が決まっており、内側から外側へ向かって大きい返り点を重ねるのが原則です。
| 返り点 | 働き | 順序 |
|---|---|---|
| レ点 | すぐ上の1字へ返る | — |
| 一二点 | 2字以上離れて返る | 一→二→三 |
| 上下点 | 一二点の外側でさらに返る | 上→中→下 |
| 甲乙点 | 上下点のさらに外側 | 甲→乙→丙 |
| 天地点 | 甲乙点のさらに外側 | 天→地→人 |
たとえば「不レ知」は「知らず」、「学二詩書一」は「詩書を学ぶ」と読みます。一二点で完結した句をさらにまたいで返るときに上下点を使う、という入れ子の関係を押さえます。
ポイント 返り点は「近い順=小さい順」。レ点(1字)→一二点(数字)→上下点→甲乙点→天地点の順に守備範囲が広がる。同じ字にレ点と一二点を重ねたものが一レ点。