用語集
縁語えんご
関連 の 深い 語 を 意識的 に 散りばめる 修辞。 例 「衣」 と 「着る・袖・裁つ」。
国語
縁語は、主題と関連の深い語を一首の中に意図的に散りばめ、連想によって歌の世界を深める修辞技法です。
| 中心となる語 | 縁語の例 |
|---|---|
| 衣(ころも) | 着る・袖・裁つ・綻ぶ |
| 海 | 波・浦・潮 |
| 糸 | 繰る・乱る・結ぶ |
たとえば「衣」を主題にした歌で「着る」「袖」「裁つ」などを意図的に配すると、表の意味とは別に「衣」をめぐる連想が裏で響き合います。掛詞と併用して重層的な意味を紡ぐ高度な技法で、古今集から新古今集にかけて発達しました。
試験では 「ある語の縁語を抜き出せ」という設問が出ます。一首の中で同じ分野(衣・水・糸など)の語が複数集まっていれば縁語の可能性が高い、と見当をつけて探すのがコツです。