歌物語は、和歌を中心に置き、その和歌が詠まれた事情を短い散文(詞書)で語る章段を連ねた物語です。虚構の筋立てを語る作り物語と対をなす、平安期の物語の一系統です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 中心 | 和歌(散文はその説明) |
| 代表作 | 『伊勢物語』『大和物語』 |
| 構成 | 短い章段の集合 |
| 対になる系統 | 作り物語(虚構中心) |
『伊勢物語』は各章段の多くが「昔、男ありけり」で始まり、和歌を核に恋や旅を描きます。和歌が主、散文が副という構造が特徴です。
ポイント 「歌物語=和歌中心」「作り物語=虚構中心」の対比を押さえます。歌物語では和歌が場面のクライマックスになるため、和歌の掛詞・縁語などの修辞を読み解く力が読解の鍵になります。