用語集
係り結びかかりむすび
文中 に 「ぞ・なむ・や・か・こそ」 が ある と、 文末 が 終止形 で なく 連体形 や 已然形 に なる 古文 の 法則。
文中 に 「ぞ・なむ・や・か・こそ」 が ある と、 文末 が 終止形 で なく 連体形 や 已然形 に なる 古文 の 法則。
係り結びとは、古文で文中に特定の係助詞(ぞ・なむ・や・か・こそ)があると、文末の活用形が終止形以外に変わるという法則です。ふつうは終止形で終わる文が、係助詞があることで連体形や已然形に変化します。
| 係助詞 | 文末の形 | 意味 |
|---|---|---|
| ぞ | 連体形 | 強調 |
| なむ | 連体形 | 強調(やわらかい) |
| や | 連体形 | 疑問・反語 |
| か | 連体形 | 疑問・反語 |
| こそ | 已然形 | 強調(強い) |
たとえば徒然草の「あやしうこそもの狂ほしけれ」では、「こそ」を受けて文末が已然形「けれ」になっています。古今集の「花ぞ昔の香に匂ひける」では「ぞ」を受けて連体形「ける」で結ばれます。
大事 「ぞ・なむ・や・か → 連体形」「こそ → 已然形」の二つを覚えれば、徒然草・平家物語の文末がぐっと読み取りやすくなります。係助詞を見つけたら必ず文末を確かめましょう。
係り結びは、文中に係助詞があると文末の活用形が変わる、古文特有の重要法則です。「結び」となる活用形が係助詞によって決まります。
| 係助詞 | 結びの活用形 | 表す意味 |
|---|---|---|
| ぞ・なむ | 連体形 | 強意 |
| や・か | 連体形 | 疑問・反語 |
| こそ | 已然形 | 強意 |
例:「花ぞ美しき(連体形)」「人こそ知らね(已然形)」。「ぞ・なむ・こそ」は主張を強める強意、「や・か」は疑問・反語を表します。
試験では 文末がなぜ連体形・已然形になっているかを問う設問が必出です。文中に係助詞がないか探す習慣をつけましょう。なお、結びの語が省略される「結びの省略」や、文が続いて結びが流れる「結びの消滅(消去)」もあわせて狙われます。