用語集
掛詞かけことば
1 つの言葉に 2 つの意味を持たせる表現技法。 「ながめ」 = 眺め + 長雨等。
1 つの言葉に 2 つの意味を持たせる表現技法。 「ながめ」 = 眺め + 長雨等。
掛詞(かけことば)とは、1つの言葉に2つの意味を持たせる表現技法です。同じ音の言葉を利用して、短い和歌(31音)の中に多くの意味をこめる工夫です。
| 掛詞 | 意味1 | 意味2 |
|---|---|---|
| ながめ | 眺め(物思い) | 長雨 |
| ふる | 経る(時がたつ) | 降る(雨が降る) |
| まつ | 待つ | 松 |
| あき | 秋 | 飽き |
たとえば「ながめ」という一語に、「物思いにふけって外をながめる」気持ちと、「長雨(ながあめ)が降る」情景の両方をこめられます。一つの言葉が二役をはたすので、歌が深く味わい豊かになります。
テストでは 「この言葉にこめられた二つの意味を答えなさい」と問われます。音が同じ別の言葉を思い出すのがこつです。
掛詞とは、和歌で一つの音(言葉)に二つの意味を重ねる表現技法です。同じ読みの言葉を利用して、一語で二つの内容を同時に表します。
| 掛詞 | 重ねる二つの意味 |
|---|---|
| まつ | 松・待つ |
| あき | 秋・飽き |
| ながめ | 長雨・眺め |
| よ | 夜・世 |
たとえば「立ち別れいなばの山の峰に生ふるまつとし聞かば今帰り来む」では、「まつ」に「松」と「待つ」の二つの意味が掛けられています。一語に二つの世界を重ねることで、短い和歌に豊かな奥行きが生まれます。
試験では 「この歌の掛詞を指摘し、二つの意味を答えよ」が定番です。同じ音で意味の通る別の言葉がないかを探すと見つけられます。短歌の修辞の中でも特によく問われます。
掛詞は、同音異義語を利用して、一つの語に二つの意味を同時に持たせる修辞技法です。古今集以降、急速に発達しました。
| 同じ音 | 重ねる二つの意味 |
|---|---|
| まつ | 松/待つ |
| あき | 秋/飽き |
| ながめ | 長雨/眺め |
| よ | 夜/世 |
| ふみ | 文(手紙)/踏み |
たとえば恋の歌で「まつ」が出れば、「松」という景物と「(人を)待つ」という心情を一語で重ねている、と読み取ります。訳では両方の意味を補います。
試験では 「掛詞が何と何を掛けているか」を答えさせる問題が必出です。ひらがな表記で同音の語が文脈上どちらの意味でも通じる箇所が掛詞の目印。代表例を覚えておくと素早く見抜けます。