用語集
序詞じょことば
後 に 続く 言葉 を 導 く ため の、 ふつう七音以上 の 言葉。 枕詞 と 似る が 長く、 作者 が 自由 に 作る。
後 に 続く 言葉 を 導 く ため の、 ふつう七音以上 の 言葉。 枕詞 と 似る が 長く、 作者 が 自由 に 作る。
序詞とは、和歌で後に続く言葉を導くための、ふつう七音以上の言葉です。枕詞と同じく語を導くはたらきがありますが、長さと作り方にちがいがあります。
| 枕詞 | 序詞 | |
|---|---|---|
| 長さ | ふつう五音 | ふつう七音以上 |
| 決まり | 導く語が固定 | 作者が自由に作る |
| 訳 | ふつう訳さない | 情景として訳すことが多い |
たとえば「あしひきの山鳥の尾のしだり尾の」は、「ながながし(長い夜)」を導く序詞です。山鳥の長く垂れた尾の様子を描きながら、「長い」という言葉を引き出しています。枕詞が定型の飾りであるのに対し、序詞は作者がその場で作り出す点が特徴です。
ポイント 「枕詞=五音・固定」「序詞=七音以上・自由」で区別します。序詞は具体的な情景を描きながら次の語を導くので、訳すと一つの美しい景色になることが多いです。
序詞は、後に続く語(被序語)を導くために置く修辞句です。枕詞とよく似ますが、いくつかの点で区別されます。
| 枕詞 | 序詞 | |
|---|---|---|
| 長さ | 五音中心(短い) | 七音以上(長い) |
| 性格 | 決まった慣用句 | 個人の創作 |
| 訳 | 訳さない | 訳すこともある |
「あしひきの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜を ひとりかも寝む」では、「山鳥の尾の…」が「長々し」を導く序詞になっています。比喩・同音反復などで被序語へつなぐ多彩な技法を含みます。
試験では 枕詞との区別が頻出です。「短く決まった慣用句=枕詞」「長く創作的=序詞」と長さと性格で見分けます。序詞が「何という語を導いているか」を答えさせる設問も定番です。