この 章 で 学ぶ こと
仕上げ と して、 二次 (数理技能) で 出る 文章題 と、 数検特有 の 規則性 の 問題 を 練習 し ます。 計算 そのもの より 「文章 から 式 を つくる 力」 が 問われ ます。
- 速さ の 文章題
- 割合 の 文章題
- 規則性 (特有問題)
- 立式 と 検算 の 進め方
ポイント: 二次 の 問題 は 「わからない もの を x と おく → 関係 を 式 に する → 解く → 答え が 条件 に 合う か 確認」 の 4 ステップ。 答え に 単位 を つける こと も 忘れ ず に。
1. 速さ の 文章題
速さ の 関係 は つぎ の 3 つ。
道のり=速さ×時間,速さ=時間道のり,時間=速さ道のり
例題: 家 から 駅 まで、 行き は 時速4 km、 帰り は 同じ 道 を 時速6 km で 歩いた。 往復 に かかった 時間 が 合計50分 の とき、 家 から 駅 まで の 道のり を 求めよ。
道のり を x km と おく。 行き は 4x時間、 帰り は 6x時間。 50分=6050=65時間。
4x+6x=65
両辺 を 12倍 して
3x+2x=10⇒5x=10⇒x=2
道のり は 2 km。
検算: 行き 42=0.5時間=30分、 帰り 62=31時間=20分、 合計50分。 条件 に 合う。 正しい。
大事: 速さ の 問題 は 単位 を そろえる こと が 命。 時速 を 使う なら 時間 も 「時間」 に。 50分 を そのまま 50 に し ない こと。
2. 割合 の 文章題
割合 の 基本 は (比べる 量)=(もと に する 量)×(割合)。 a% は 100a で 計算 し ます。
例題: ある 品物 を 定価 の 2割引き で 買った ところ、 代金 が 1200円 だった。 定価 を 求めよ。
定価 を x円 と おく。 2割引き は 定価 の 0.8倍 なので、
0.8x=1200⇒x=0.81200=1500
定価 は 1500円。
検算: 1500円 の 2割 は 300円、 1500−300=1200円。 条件 に 合う。 正しい。
大事: 「2割引き」 は 0.2 を かける の で は なく、 残り の 0.8 を かけ ます。 「いくら 引く か」 と 「いくら 残る か」 を 混同 し ない こと。
3. 規則性 (特有問題)
数 や 図形 が ある きまり で 並ぶ とき、 n番目 を 式 で 表す 問題 です。 数検 で よく 出る 特有 の タイプ。
例題: マッチ棒 で 正方形 を 横 に つなげて 作る。 正方形 を 1個作る のに 4本、 2個 で 7本、 3個 で 10本 ……。 正方形 を n個作る のに 必要 な マッチ棒 の 本数 を n の 式 で 表せ。
| 正方形 の 数 | 1 | 2 | 3 | 4 |
|---|
| マッチ棒 | 4 | 7 | 10 | 13 |
1個 ふえる ごと に 3本 ずつ ふえて いる ので、 公差3 の 一次式 と 予想。 1番目 が 4 なので、
4+3(n−1)=3n+1 (本)
検算: n=1 で 3+1=4 (∘)、 n=3 で 9+1=10 (∘)、 n=4 で 13 (∘)。 すべて 表 と 一致。 正しい。
ポイント: 規則性 は 「いくつ ずつ ふえる か (差)」 を 見つける のが 第一歩。 差 が 一定 なら (差)×n+(調整) の 形 に なり ます。 必ず 小さい n で 検算 し ましょう。
4. 仕上げ — 二次 で 点 を とる コツ
- わからない 量 を x (必要 なら x,y) と はっきり おく
- 「単位」 と 「条件」 を 式 に 反映 する (単位 を そろえる)
- 解いた あと、 もと の 文章 に もどして 答え が 自然 か を 確認 する
- 長さ・人数・個数 など は 負 や 小数 が 答え に なら ない こと が 多い
大事: 二次 は 部分点 が 大切。 答え だけ で なく、 x を 何 と おいた か、 どんな 式 を 立てた か を ていねい に 書く と、 とちゅう まで でも 評価 され やすく なり ます。
どう 問われる か
- 速さ・割合・二次方程式 の 文章題 は 二次 の 定番。 立式 が できれば 計算自体 は これ まで の 章 の 力 で 解け ます。
- 規則性 は 「n番目 の 値」 「100番目 は いくつ か」 の よう に 一般化 を 求め られ ます。
- どの 問題 も 「立式 → 計算 → 検算」 を ていねい に 進める のが 合格 へ の 近道 です。
まとめ
- 文章題 は 「x と おく → 立式 → 解く → 確認」 の 4 ステップ
- 速さ・割合 は 単位 と 割合 の とり方 に 注意
- 規則性 は 「差」 を 見つけて n の 式 に し、 小さい n で 検算
- 二次 は とちゅう の 式 も ていねい に 書く
これ で 数検3級 の 教材 は ひと通り 終わり です。 各章 の 例題 を くりかえし 解き、 一問一答 や 問題集 で 力 を 確かめ ましょう。
※ 「数検」「実用数学技能検定」 は 公益財団法人日本数学検定協会 の 登録商標 です。 この 教材 は 非公式 の 学習教材 で あり、 合格 を 保証 する もの で は あり ません。