この章で学ぶこと
中1 の比例・反比例、 中2 の一次関数、 中3 の y=ax2 をまとめて学びます。 グラフと式を行き来できるようにするのがゴールです。
- 比例y=ax と反比例y=xa
- 一次関数y=ax+b とグラフ
- 関数y=ax2
- 変化の割合
ポイント: 「関数」 とは、 x を決めると y がただ 1 つ決まる関係のこと。 式・表・グラフの 3 つで同じ関係を表せるようになるのが大切です。
1. 比例と反比例
| 種類 | 式 | 特徴 |
|---|
| 比例 | y=ax | x が 2 倍なら y も 2 倍。 グラフは原点を通る直線 |
| 反比例 | y=xa | x が 2 倍なら y は 21倍。 グラフは 双曲線 |
例題: y は x に反比例し、 x=3 のとき y=4 である。 x=6 のときの y を求めよ。
反比例は y=xa。 x=3, y=4 より 4=3a、 a=12。
y=x12,x=6⇒y=612=2
検算: x=3 で 312=4 (∘)。 式は正しい。 x=6 で y=2。
2. 一次関数
y=ax+b の形。 a は 傾き、 b は 切片 (y軸と交わる点の y座標)。
例題: 2 点(1,3)、 (3,7) を通る直線の式を求めよ。
傾き a=3−17−3=24=2。
y=2x+b に (1,3) を代入して 3=2+b、 b=1。
y=2x+1
検算: (3,7) を代入すると 2×3+1=7 (∘)。 両方の点を通る。 正しい。
大事: 傾きは 「x が 1 ふえると y がいくつふえるか」。 一次関数では傾きが 変化の割合 そのもので、 つねに一定です。
3. 関数 y = ax²
中3 で学ぶ関数。 グラフは原点を通り、 a>0 なら上に開いた 放物線、 a<0 なら下に開きます。 y軸について左右対称です。
例題: y=2x2 で、 x=−3 のときの y を求めよ。
y=2×(−3)2=2×9=18
検算: (−3)2=9、 2×9=18。 正しい。
大事: y=ax2 では x が正でも負でも、 2 乗するので y の符号は a で決まります。 a>0 なら y≥0。
4. 変化の割合
変化の割合 =x の 増加量y の 増加量。 一次関数では一定 (傾き) ですが、 y=ax2 では場所によって変わります。
例題: y=x2 で、 x が 2 から 5 まで増えるときの 変化の割合 を求めよ。
x=2 で y=4、 x=5 で y=25。
5−225−4=321=7
検算: y の増加量=25−4=21、 x の増加量=5−2=3、 21÷3=7。 正しい。
ポイント: y=ax2 で x が p から q まで変わるとき、 変化の割合 は a(p+q) になります。 上の例は 1×(2+5)=7 で一致。 検算に便利です。
どう問われるか
- 一次では 「y=3x2 で x=−2 のときの y」 「2 点を通る直線の式」 など、 値や式を求める問題。
- 二次ではグラフ上の点や、 一次関数と y=ax2 の 交点 を求める問題が出ます。 交点は連立方程式 (= 二次方程式) で求めます。
まとめ
- 比例y=ax、 反比例y=xa
- 一次関数y=ax+b、 傾き a が 変化の割合
- y=ax2 のグラフは原点を通る 放物線
- y=ax2 の 変化の割合 は a(p+q)
次章では、 図形の単元 (合同・相似・円周角) を学びます。