用語集
小説しょうせつ
登場人物の行動や心情を、 出来事の展開を通して描く散文の文学ジャンル。 評論と並ぶ高校現代文の中心領域で、 文学国語の主たる対象となる。
登場人物の行動や心情を、 出来事の展開を通して描く散文の文学ジャンル。 評論と並ぶ高校現代文の中心領域で、 文学国語の主たる対象となる。
小説とは、架空(または事実をもとに再構成した)の人物や出来事を、散文で物語る文学ジャンルです。論理の順序で主張を展開する評論に対し、小説は時間の順序で出来事を展開し、登場人物の体験や心の動きを描きます。文学国語の中心的な対象です。
| 観点 | 小説 | 評論 |
|---|---|---|
| 展開 | 時間の順序(発端→展開→結末) | 論理の順序(問い→論証→結論) |
| 中心 | 登場人物の心情・体験 | 筆者の主張と根拠 |
| 読み取り | 場面・人物関係・比喩・象徴 | 論旨・構造・概念 |
近代以降の小説では、語り手を誰に設定するか(視点)が表現効果を大きく左右します。たとえば情景描写がそのまま人物の心情を映していたり、繰り返し現れるモチーフが象徴として主題を担っていたりします。
試験では 「誰の視点から語られているか」「描写が人物の心情をどう暗示しているか」が問われます。出来事そのものより、表現が生む効果に注目すると読み深められます。