用語集
対句ついく
2 つの句を文法構造・品詞・意味で対応させる修辞。律詩の頷聯・頚聯では必須。
国語
対句(ついく)は、2つの句を、文法構造・品詞・意味の上で対応させる修辞技法です。律詩の頷聯(3・4句)と頚聯(5・6句)では、必ず対句にするのが規則です。
杜甫「春望」の頷聯を例にすると、句の各部分がきれいに対応しています。
| 上の句 | 感 | 時 | 花 | 濺涙 |
|---|---|---|---|---|
| 下の句 | 恨 | 別 | 鳥 | 驚心 |
「感時花濺涙/恨別鳥驚心(時に感じては花にも涙を濺ぎ、別れを恨んでは鳥にも心を驚かす)」では、「感/恨」(動詞)、「時/別」(名詞)、「花/鳥」(名詞)、「濺涙/驚心」(動詞句)が一字ずつ対応しています。
試験では 律詩で「対句になっている聯はどこか」を問う設問が定番(答え=頷聯・頚聯)。語と語が品詞・意味で対応しているかを具体的に指摘させることもある。