用語集
形容動詞けいようどうし
物事 の 性質 や 状態 を 表す 自立語。 言い切り は「だ・です」 で 終わる。
物事 の 性質 や 状態 を 表す 自立語。 言い切り は「だ・です」 で 終わる。
形容動詞とは、物事の性質や状態を表す自立語で、言い切りの形が「だ・です」で終わるものです(静かだ・健康だ・きれいだ)。
| 品詞 | 言い切り | 連体形 | 例 |
|---|---|---|---|
| 形容詞 | い | 〜い | 高い → 高い山 |
| 形容動詞 | だ・です | 〜な | 静かだ → 静かな夜 |
形容詞と同じく性質・状態を表しますが、活用のしかたがちがうため別の品詞として扱います。見分けの決め手は、後ろに体言を続けたときに「静かな夜」のように「〜な」になることです。「きれいだ」は名詞ではなく形容動詞である点に注意します。
ポイント 「だ」で言い切れて、体言の前で「〜な」になれば形容動詞。「〜な」にできなければ「名詞+だ」(例: 学校だ)で、形容動詞ではない。
形容動詞は、物事の性質や状態を表す用言で、終止形が「〜なり」または「〜たり」で終わります。活用はナリ活用とタリ活用の二種で、どちらもラ変型に近い活用をします。
| 種類 | 例 | 未然 | 連用 | 終止 | 連体 | 已然 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ナリ活用 | しづかなり | しづかなら | しづかに/なり | しづかなり | しづかなる | しづかなれ |
| タリ活用 | 堂々たり | 堂々たら | 堂々と/たり | 堂々たり | 堂々たる | 堂々たれ |
ナリ活用は和語・漢語に広く付き(あはれなり・静かなり)、タリ活用は漢語の二字熟語に付きます(堂々たり・悠々たり)。現代語の「堂々たる」「悠々たる」はタリ活用連体形の名残です。
ポイント 断定の助動詞「なり」と形容動詞ナリ活用の語尾「なり」は形が同じで紛らわしいですが、「あはれなり」のように一語の状態語なら形容動詞、「花なり(=花である)」のように体言+「なり」なら断定、と切り分けます。