用語集
杜甫とほ
唐代 の 詩人 (712-770)。 「詩聖」 と 呼ば れる。 中 3 で は 「春望」 を 学ぶ。
唐代 の 詩人 (712-770)。 「詩聖」 と 呼ば れる。 中 3 で は 「春望」 を 学ぶ。
杜甫は、唐代中期の詩人(712〜770年)で、後に「詩聖」と呼ばれました。戦乱の世を生きた重厚で誠実な詩風で知られます。中3では五言律詩「春望」の冒頭を学びます。
| 句(書き下し) | 内容 |
|---|---|
| 国破れて山河在り | 都は荒れたが山河は変わらずある |
| 城春にして草木深し | 城内に春が来て草木が生い茂る |
安史の乱で荒れ果てた唐の都・長安を前にして詠まれた詩です。国(人の世)は破壊されても、山や川といった自然は変わらずそこにある——変わってしまった人事と、変わらぬ自然との対比に、世の無常への深い嘆きが込められています。李白(詩仙)とともに唐詩の双璧と称されます。
試験では 「国破れて山河在り」の対句構造(国↔山河、破↔在)や現代語訳が問われる。杜甫=詩聖、五言律詩「春望」、戦乱を背景にした点をセットで押さえる。
杜甫(とほ、712〜770)は、盛唐の詩人で「詩聖」と称えられる中国詩史の巨匠です。字は子美。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 異名 | 詩聖 |
| 詩風 | 重厚。民衆の苦しみと社会の矛盾を詠む |
| 代表作 | 春望・登高・兵車行・三吏三別 |
安史の乱(755〜763)の動乱を生き、戦乱の中で民衆の苦しみや社会の矛盾を重厚な筆致で詠みました。律詩を完成の域に高めたことでも知られます。「春望」の「国破れて山河在り」は戦乱で荒れた国土を前にした名句で、奔放な李白と並ぶ中国文学の二大巨星です。
試験では 杜甫=詩聖=社会派・重厚、という性格づけと代表作「春望」が頻出。李白(詩仙・奔放)との対比で問われることが多い。