押韻(おういん)とは、詩の句の終わりに、同じひびき(音)をそろえることです。「韻(いん)をふむ」ともいいます。音をそろえることで、心地よいリズムや調子が生まれます。漢詩で特に大切な決まりの一つです。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 押韻(韻をふむ) | 句の終わりの音をそろえる |
| 効果 | リズムが整い、調子がよくなる |
たとえば漢詩の春暁では、「暁(ギョウ)」「鳥(チョウ)」「少(ショウ)」のように、句の終わりの音に「オウ」のひびきがそろっています。こうして音をそろえることで、声に出して読んだときに気持ちよくひびくのです。今の歌(ラップなど)で「韻をふむ」というのも、同じしくみです。
ポイント 押韻は「句の終わりの音をそろえてリズムを作る」技法。漢詩を声に出して読むと、韻のひびきが感じられます。
押韻とは、漢詩や詩で、句末に同じひびき(韻)の音をそろえる技法です。韻を踏むことで、詩全体にリズムとまとまりが生まれます。
| 形式 | 韻を踏む位置(原則) |
|---|---|
| 絶句(4句) | 第一・二・四句の句末 |
| 律詩(8句) | 偶数句の句末 |
漢詩では、句末の漢字の音(中国語の発音に基づく響き)をそろえるのが決まりです。対句が「構造の対称」を生むのに対し、押韻は「音のひびきの調和」を生む技法で、この二つが漢詩の表現の中心になります。たとえば五言絶句では、句のおわりに同じ韻の字を置くことで、声に出して読んだときに心地よい響きが生まれます。
試験では 「韻を踏んでいる字を抜き出せ」が問われることがある。絶句では第一・二・四句、律詩では偶数句の句末に注目すると、韻の位置を見つけやすい。
押韻(おういん)は、詩の特定の句末に、同じ韻を持つ字を置くきまりです。近体詩の必須条件の一つです。
| 形式 | 押韻する句末 |
|---|---|
| 五言絶句 | 2・4句末 |
| 七言絶句 | 1・2・4句末 |
| 五言律詩 | 2・4・6・8句末 |
| 七言律詩 | 1・2・4・6・8句末 |
基本は偶数句末に押韻し、七言の詩では第1句末も押韻するのが原則です。韻は中古中国語の発音に基づく「平水韻」という体系で分類され、原則として平声(平らな声調)の韻を踏みます。
試験では 「どの句末が押韻しているか」を問う設問が定番。偶数句末が基本、七言は第1句も、という規則を覚えると、空欄の字を韻から推測する問題にも対応できる。