【発展】単位行列 (または )とは、対角成分がすべて 1 で、それ以外が 0 の正方行列です。 では 。
| 数の世界 | 行列の世界 |
|---|---|
| 1 | 単位行列 |
どんな正方行列 に対しても が成り立ち、かけ算で相手を変えない数の 1 に相当する役割をもちます。逆行列の定義 でも基準として登場します。
たとえば 成分が上の行に と 、下の行に と の 2 行 2 列の行列 に を右からかけると、1 行 1 列目は 、1 行 2 列目は となり、 がそのまま戻ってきます。数の世界で となるのと同じはたらきです。
ポイント 単位行列は「行列のかけ算における 1」。 であり、何乗しても変わらない。