この 章で 学ぶこと
中学 までの 「歴史」 は、 与えられた 教科書 の 記述 を なぞり ながら 「いつ・どこ で・誰 が・何 を した か」 を 整理 する こと が 中心 でした。
これ に 対し て 高校 「日本史探究」 は、 その 一歩先 へ 進みます。 教科書 が 「なぜ そう 書け る の か」、 つまり どん な 史料 に 基いて、 どんな 解釈 の 上 で 成 り 立って いる の か を 自分 で 考え、 ときに 諸説 を 比較 し ながら、 自ら の 結論 を 出て いく 学問 です。
- 「日本史探究」 と 中学 「歴史」 の ちがい
- 歴史的思考 と は — 因果・比較・多面的考察
- 時代区分 の しくみ (西暦・元号・世紀・時代名)
- 一次史料 と 二次史料、 口承史料 と 考古資料
- 編年体 と 紀伝体 — 史書 の 形式
- 歴史解釈 の 多様性 と 実証主義
- 歴史学 の 方法 — 考古学・文献学・口述史・文化人類学
大事: 日本史探究 は 「答え」 を 暗記 する 科目 で は なく、 「問い を 立て、 史料 を 読解 し、 根拠 を 示し て 論証 する」 科目 です。 大学入試 (共通テスト や 個別試験) で 求 め ら れ る の も、 こ の 歴史的 に 思考 す る 力 で す。
1. 「日本史探究」 と は 何 か
中学歴史 と の ちがい
| 観点 | 中学 「歴史」 | 高校日本史探究 |
|---|---|---|
| 主 な 目的 | 全体像 を 順 に 知 る | 問い を 立て て 探究 する |
| 史料 の あつかい | 教科書 の 写真 を 見 る | 原典 や 現代語訳 を 自分 で 読 む |
| 解釈 の あつかい | 1 つ の 通説 を 学 ぶ | 諸説 を 比較 す る |
| 評価 の 軸 | 知識 の 正確 さ | 根拠 に 基づ く 論証 の 質 |
| 時間軸 | 古 い 順 に 通史 | テーマ ご と に 行 き 来 |
ポイント: 中学 で 「学んだ」 こと は 高校 で 「疑う」 対象 に なります。 例 え ば 「聖徳太子 が 十七条憲法 を 制定 した」 という 中学知識 は、 高校 で は 「本当 に 聖徳太子 が 1 人 で 書 い た の か」 「いつ 成立 した 史料 か」 という 問い に 開 か れ ます。
「探究」 の 4 つ の 段階
日本史探究 は、 つぎ の 4 段階 を 行来 し ながら 進めます。
- 問い を 立てる — 教科書 の 記述 や 史料 か ら、 自分 が 引き 付け ら れ る 問い を 設定 す る
- 史料 を 集 め る — 図書館・博物館・国立国会図書館デジタルコレクション等 で 一次史料 と 二次史料 を 集め る
- 読解 と 考察 — 原典・現代語訳 を 読 み、 書き手 の 立場 や 時代背景 を 押さえる
- 論証 と 発信 — 根拠 を 示 し て 自分 の 結論 を 述べ、 必要 な ら 反論 も 想定 す る
大事: 論証 と は 「私 は こう 思 う」 で 終わ ら ず、 「史料 X に こ う 書 か れ て お り、 研究者 Y も こ う 解釈 し て い る か ら、 こ の 結論 が 妥当 で あ る」 と 示て 初めて成立 し ま す。 大学入試 で は こ の 「根拠提示」 が 採点 の 中心 で す。
2. 歴史的思考 と は
3 つ の 歴史的思考
歴史 を 「探究」 す る た め に 必要 な 思考力 は、 大 き く 3 つ に 整理 で き ま す。
| 思考 | 内容 | 例 |
|---|
| **[[因果関係 | いんがかんけい]] の 思考** | 「な ぜ そ う な っ た の か」 を 考 え る |
| **[[比較 | ひかく]] の 思考** | 異な る 時代 や 地域 を 並 べ て 共通点・相違点 を 出 す |
| **[[多面的考察 | ためんてきこうさつ]]** | 政治・経済・文化・社会 の 横断 で 1 つ の 出来事 を 見 る |
因果関係 は 「線」 で は な く 「網」
中学 で は 「A が 起 こ っ た か ら B が 起 こ っ た」 と い う 直線的 な 因果 を 学 び ま す。 高校 で は こ れ を 「A・C・D が 重な っ て B が 起 こ っ た」 と い う 網 の 目 の よ う な 因果 と し て と ら え ま す。
例: 「応仁の乱 が 起 こ っ た 原因」 を 1 つ に 絞ら ず、 ① 将軍後継争い、 ② 守護大名 の 力関係、 ③ 荘園領主 と 在地領主 の 対立、 ④ 気候不順 に よ る 凶作等 の 複数要因 で 説明 す る の が 高校流 で す。
比較 の 思考
比較 は 「時代 を 越 え て」 「地域 を 越 え て」 行 い ま す。
- 時代比較: 摂関政治 (10 世紀) ↔ 執権政治 (13 世紀) — 「天皇 を 補佐 す る 実権者」 と い う 共通性 と、 公家 か 武家 か と い う 相違 を 押さ え る
- 地域比較: 同時期 の 日本 と 中国 (唐・宋・元・明)、 朝鮮半島 (新羅・高麗・李朝)、 西欧 を 並 べ る
ポイント: 日本史探究 は 「日本 だ け を 学 ぶ」 科目 で は あ り ま せ ん。 東アジア や 世界 の 動 き と セット で 学 ぶ こ と が 必須 で す。 こ れ は 歴史総合 (世界史 と 日本史 を つ な ぐ 必修科目) を 受 け た 設計 で す。
多面的考察
1 つ の 出来事 を、 政治・経済・文化・社会・国際関係 の 4-5 軸 で 並べ て 考 え ま す。
例: 平安京遷都 (794 年) を ① 政治 (桓武天皇 の 律令立 て 直 し)、 ② 経済 (班田収授 の 再建)、 ③ 文化 (新都 で の 漢詩隆盛)、 ④ 社会 (蝦夷征討 と 連動)、 ⑤ 国際 (唐衰退期) の 5 軸 で 見 る。
3. 時代区分 の しくみ
西暦・元号・世紀
| 区分 | 説明 | 例 |
|---|
| **[[西暦 | せいれき]]** | キリ ス ト 紀元 (Anno Domini) を 基準 と す る 数 え 方 |
| **[[元号 | げんごう]]** ([[年号 | ねんごう]]) |
| 世紀 | 100 年 を 1 単位 と す る 区分 | 21 世紀 (2001 〜 2100 年) |
ポイント: 「世紀」 = (年 - 1) ÷ 100 + 1。 例 え ば 794 年 → (794-1) ÷ 100 + 1 = 8 世紀。 1 世紀 = 1 〜 100 年、 21 世紀 = 2001 〜 2100 年 で あ る こ と に 注意 し ま す (西暦 に 0 年 は な い)。
紀元前・紀元後
西暦 で は キ リ ス ト 生誕 と さ れ る 年 を 紀元 1 年 と し ま す (西暦 に 0 年 は な い)。 そ れ 以前 は B.C. (Before Christ、 紀元前)、 以後 は A.D. (Anno Domini、 主 の 年) と し ま す。
大事: 学術的 に は キ リ ス ト 教中心主義 を 避け、 B.C.E. (Before Common Era)・C.E. (Common Era) を 使 う こ と も あ り ま す。 大学入試 で は B.C./A.D. が 一般 で す が、 国際的 な 文脈 で は B.C.E./C.E. を 知 っ て お く と よ い で し ょ う。
大区分 — 古代・中世・近世・近代・現代
| 大区分 | 日本史 の 時代 | 大体 の 年代 | 国際比較 |
|---|
| 古代 | 旧石器・縄文・弥生・古墳・飛鳥・奈良・平安 | 〜 12 世紀末 | 中国古代帝国・地中海古代 |
| 中世 | 鎌倉・建武・室町・戦国 | 12 世紀末 〜 16 世紀末 | 西欧中世・中国宋元明 |
| **[[近世 | きんせい]]** | 安土桃山・江戸 | 16 世紀末 〜 19 世紀中頃 |
| 近代 | 明治・大正・昭和前期 | 1868 〜 1945 年 | 産業革命後 の 帝国主義 |
| 現代 | 昭和後期・平成・令和 | 1945 年 〜 | 冷戦・冷戦後・グ ロ ー バ ル 化 |
諸説注意: 中世 の 始 ま り を ① 院政開始 (1086 年)、 ② 平氏政権 (1167 年)、 ③ 源頼朝守護・地頭設置 (1185 年)、 ④ 征夷大将軍補任 (1192 年) の ど こ に 置 く か は 研究者 に よ り 異な り ま す。 高校 で は 諸説 が あ る こ と を 知 っ た 上 で、 「お お む ね 12 世紀末」 と 流 れ で 覚 え ま す。
「○○ 時代」 の 由来
「平安時代」 「江戸時代」 等 の 時代名 は、 そ の 期間 の 政権所在地 に 由来 し ま す。
- 飛鳥時代: 奈良県飛鳥地域 に 宮 が 置 か れ た 期間
- 平安時代: 平安京 (今 の 京都) に 都 が あ っ た 期間
- 鎌倉時代: 鎌倉 に 幕府 が あ っ た 期間
「縄文」 「弥生」 は 代表的 な 土器 か ら、 「古墳」 は 代表的 な 墳墓 か ら 名け ら れ て い ま す。
4. 史料 の 種類
一次史料 と 二次史料
| 種類 | 説明 | 例 |
|---|
| **[[一次史料 | いちじしりょう]]** | そ の 時代 に 直接生れ た 史料 |
| **[[二次史料 | にじしりょう]]** | 後世 に 編纂 さ れ た 史料 |
大事: 実証主義歴史学 (19 世紀後半 に ランケ が 確立) は 一次史料 を 最優先 す る こ と を 原則 と し ま す。 し か し 二次史料 (例 え ば 「日本書紀」 「吾妻鏡」) も、 失 わ れ た 一次史料 の 内容 を 伝え た り、 当時 の 「歴史観」 を 知 る 手か り と な っ た り す る 点 で 重要 で す。
口承史料 と 考古資料
文字史料 だ け で は な い こ と に も 注意 し ま す。
- 口承史料 (口頭伝承) — 民話・伝説・神話・歌謡。 文字 が な い 時代 や 非識字層 の 文化 を 知 る 手か り と な る が、 長い 年月 の 中 で 変容 し て い る こ と に 注意
- 考古資料 — 遺跡・遺構・遺物 (土器・石器・銅鐸・金属器等)。 文字史料 が な い 先史時代 や、 文字史料 と 食い 違 う 庶民生活 を 復元 す る 鍵
- 絵画資料 — 絵巻物・屏風絵・浮世絵・肖像画。 視覚的情報 を 含 む 一次 / 二次史料
書き手 の 立場 を 必 ず 問 う
一次史料 で あ っ て も、 「書 い た 人 が 誰 で、 何 の 目的 で 書 い た か」 を 問い 直 す の が 高校流 で す。
例: 「吾妻鏡」 は 鎌倉幕府編纂 の 歴史書 で す が、 北条氏 の 執権体制 を 正当化 す る 立場 で 書 か れ て い ま す。 そ の た め 源頼朝 や 源頼家 の 描き 方 に 北条氏寄り の 偏り が あ る こ と が 知 ら れ て い ま す。
史料 を 「批判」 す る
歴史学 で 「史料批判」 と い う 言葉 を 使 う と き、 そ れ は 「文句 を 言 う」 と い う 意味 で は な く、 「史料 が ど の 程度信頼 で き る か を 検討 す る」 と い う 意味 で す。
| 批判 の 種類 | 内容 |
|---|---|
| 外的批判 | 物理的 に 本物 か (偽書 で な い か)、 い つ 書 か れ た か |
| 内的批判 | 内容 が 信頼 で き る か、 書き手 の 立場 や 偏り は |
5. 編年体 と 紀伝体
歴史書 の 書 き 方 に は、 大 き く 2 つ の 形式 が あ り ま す。
| 形式 | 説明 | 代表例 |
|---|
| **[[編年体 | へんねんたい]]** | 年代順 に [[出来事 |
| **[[紀伝体 | きでんたい]]** | [[本紀 |
編年体 の 長所 と 短所
- 長所: 時間 の 流 れ を つ か み や す い
- 短所: 1 人 の 人物 の 全体像 が 散ら ば っ て し ま う
紀伝体 の 長所 と 短所
- 長所: 1 人 の 人物 や 1 つ の テ ー マ を ま と め て 知 る こ と が で き る
- 短所: 同 じ 出来事 が 複数 の 列伝 に 重複 す る
日本 の 主 な 歴史書
| 書名 | 成立 | 形式 | 特色 |
|---|
| **[[古事記 | こじき]]** | 712 年 | [[神話 |
| **[[日本書紀 | にほんしょき]]** | 720 年 | [[編年体 |
| **[[続日本紀 | ぞくにちほんぎ]]** | 797 年 | [[編年体 |
| **[[六国史 | ろくこくし]]** | 〜 887 年 | [[編年体 |
| **[[吾妻鏡 | あづまきょう]]** | 13 世紀末 | [[編年体 |
| **[[大日本史 | だいにっぽんし]]** | 17 〜 20 世紀 | [[紀伝体 |
大事: 古事記 と 日本書紀 を 合 わ せ て 「記紀」 と 呼 び ま す。 ど ち ら も 国 の 成立 を 物語 り ま す が、 古事記 は 神話要素 が 強 く 国内向 け、 日本書紀 は 漢文 で 書 か れ 対外 (主 に 中国・朝鮮) を 意識 し て い る と さ れ ま す。 こ の 「目的 の ち が い」 を 押さ え る の が 高校流 で す。
6. 歴史解釈 の 多様性
な ぜ 諸説 が あ る の か
同 じ 出来事 に 対 し て 複数 の 解釈 が 並立 す る 理由 は、 大 き く 3 つ あ り ま す。
- 一次史料 が 不足 し て い る — 古代 や 中世初期 は 文字記録 が 限ら れ る
- 二次史料 の 書き手 の 立場 が ち が う — 勝者 と 敗者、 公家 と 武家
- 後世 の 歴史観 が 解釈 に 影響 す る — 皇国史観・マルクス主義史観・実証主義 な ど
高校 で 押さ え る べ き 「諸説 あ り」
| テ ー マ | 諸説 |
|---|---|
| 邪馬台国 の 場所 | 近畿説 (奈良纏向遺跡) と 九州説 |
| 聖徳太子 の 実在 と 業績 | 実在 を 認 め る 説 / 厩戸王 と し て の 実像 と 聖徳太子像 を 区別 す る 説 |
| 大化の改新 の 主役 | 中大兄皇子・中臣鎌足主役説 / 後世美化説 |
| 鎌倉幕府成立年 | 1185 年 (守護・地頭設置) 説 / 1192 年 (征夷大将軍補任) 説 |
| 南北朝正閏 | 南朝正統説 / 北朝正統説 / 並立説 |
ポイント: 諸説 が あ る こ と は、 歴史学 が 「終 わ っ て い な い 学問」 で あ る 証 で す。 新 し い 史料 が 発見 さ れ た り、 考古学 の 進展 で 新説 が 提起 さ れ た り す る こ と も 珍し く あ り ま せ ん (例: 1986 年吉野ヶ里遺跡発掘 が 弥生像 を 大 き く 変 え た)。
実証主義 と は
19 世紀 ドイツ の 歴史家 ランケ が 確立 し た 立場 で、 「史料 に 即し て、 事実 が ど う あ っ た か を 実証 す る」 を 原則 と し ま す。 日本 で は 明治期 に 東京帝国大学史料編纂掛 (今 の 東京大学史料編纂所) が 中心 と な っ て 実証主義 を 取 り 入 れ ま し た。
大事: 実証主義 は 歴史学 の 基本 で す が、 「史料 に 書いて あ る か ら 真実」 と い う 単純 な 立場 で は あ り ま せ ん。 史料批判 (前述 の 4 節) と 組 み 合 わ せ て 初めて実証 が 成立 し ま す。
主 な 歴史観
歴史 を 解釈 す る 「枠組み」 を 歴史観 と 呼 び ま す。 高校 で 押さ え る も の を 挙げ ま す。
- 皇国史観 — 天皇中心 の 国家 を 歴史 の 軸 と す る。 戦前 〜 戦中 に 強 く 推さ れ た が、 戦後批判 さ れ た
- マルクス主義史観 (唯物史観) — 生産様式 と 階級闘争 を 歴史 の 原動力 と す る。 戦後一時隆盛 し た が、 単純化 が 批判 さ れ た
- 実証主義史観 — 史料 に 基づ く 個別実証 を 重視 す る
- アナール学派 (フランス) — 長期持続 と 庶民生活 を 重視 す る 社会史アプローチ
- グローバルヒストリー — 国家 の 枠 を 超え て 地域間連関 を 見 る 近年 の 潮流
7. 歴史学 の 方法
文献学・考古学・口述史・文化人類学
歴史学 は 1 つ の 方法 だ け で 成立 し て い る わ け で は な く、 い く つ も の 隣接学問 と 協力 し て 進 み ま す。
| 方法 | 主 な 史料 | 強 み |
|---|---|---|
| 文献学 | 文字史料 (古文書・古典) | 厳密 な 読解 と 校訂 |
| 考古学 | 遺跡・遺構・遺物 | 文字以前 や 庶民生活 の 復元 |
| 口述史 (オーラルヒストリー) | 聞き取り記録 | 公式記録 に 残 ら な い 個人体験 |
| 民俗学・文化人類学 | 民間伝承・祭礼 | 長期持続 す る 生活文化 |
| 年代学・自然科学 | 放射性炭素年代測定・年輪年代測定 | 絶対年代 の 精度向上 |
考古学 の 年代測定
考古資料 の 年代 を 決 め る 主 な 方法 を 整理 し ま す。
- 相対年代: 同 じ 遺跡内 の 層位 (上層 ほ ど 新 し い) や、 土器 の 型式変遷 か ら 「A は B よ り 古 い」 と 決 め る
- 絶対年代: 放射性炭素年代測定 (^14^C) や 年輪年代測定 で 西暦何年 ご ろ か を 決 め る
ポイント: 縄文時代 の 開始 は、 か つ て 約 1 万年前 と さ れ て い ま し た が、 放射性炭素年代測定 の 較正 が 進 み 1 万 5000 年前 〜 1 万 6000 年前 ま で さ か の ぼ る こ と が 分 か っ て き ま し た。 こ の よ う に 科学 の 進展 で 歴史像 が 更新 さ れ ま す。
史料 を 探 す と こ ろ
高校生 で も 利用 で き る 主 な 資料源 を 紹介 し ま す。
- 国立国会図書館デジタルコレクション — 戦前 〜 現代 の 書籍・新聞 を 無料閲覧
- ジャパンサーチ — 国 が 提供 す る 文化資源統合検索
- 各博物館・資料館 (東京国立博物館・国立歴史民俗博物館等) の 公式サイト
- 大学図書館 の 一般公開サービス
8. ふ り か え り
こ の 章 で 学 ん だ こ と を 確認 し ま し ょ う。
こ の 章 の 安全配慮 (史料 の 出典 と 解釈 の 多様性)
日本史探究 を 学 ぶ と き は、 つ ぎ の こ と を 必 ず 守 り ま し ょ う。
- 史料 の 出典 (誰 が・い つ・ど こ で・何 の 目的 で 書 い た か) を 必 ず 確 か め る。 出典不明 の 情報 は 信頼度 が 低 い
- 一次史料 と 二次史料 を 区別 し、 史料批判 (外的・内的) の 視点 を 持 つ
- 諸説 が あ る テ ー マ (前述 の 表) は、 1 つ の 説 だ け を 鵜呑み に し な い。 「現時点 で は こ の 説 が 有力 だ が、 別 の 説 も あ る」 と 言 え る 力 を 養 う
- イ ン タ ー ネ ッ ト の 情報 は 複数 の 信頼 で き る ソ ー ス (公的機関・大学・専門機関) で 確 か め る。 個人ブログ や 匿名掲示板 は そ の ま ま 引用 し な い
- 歴史解釈 は 時 に 政治思想 や ナショナリズム と 結 び つ く こ と が あ る。 1 つ の 歴史観 (例 え ば 皇国史観 や マルクス主義史観) を 絶対視 せ ず、 実証 と 多角視点 を 基本 と す る
次 の 章: 第 2 章 で は、 日本 の 原始時代 = 旧石器・縄文・弥生 の 3 時代 と、 同時期 の 東アジア と の 関係 を 学 び ま す。
まとめ — 日本史探究入門 を 3 行 で
- 日本史探究 は 一次史料 と 二次史料 を 区別 し、 史料 の 出典 と 史料批判 を 通 じ て 事実 を 検証 す る 学問
- ランケ の 実証主義 か ら アナール学派・グローバルヒストリー ま で 歴史観 は 多様、 皇国史観 な ど を 絶対視 せ ず 多角視点 で 学 ぶ
- ジャパンサーチ や デジタルコレクション な ど 公的史料 を 活用 し、 ナショナリズム と 結 び つ き や す い 解釈 を 慎重 に 取 り 扱 う