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3年生の理科では、 「あれ? ふしぎだな」 を見つけて、 観察 や実験 でたしかめる学習をしました。
4年生の理科では、 そこから一歩 すすんで、 「どうしてそう思ったか」 を言葉 にできる学習をします。 これが 「根拠 のある 予想 や 仮説」 を立てる、 ということです。
ポイント: 3年生では「くらべてあれ?を見つける」 が中心でした。 4年生では、 見つけた 「あれ?」 に対して 「こうなるはず、 なぜなら…」 と考えを言えるようになることが目標 です。
3年生の時は、 草花や虫をよく見て 「あれ?」 を見つける学習がたくさんありました。
4年生の理科では、 「あれ?」 を見つけた後に、 つぎのように考えることができるようになりましょう。
| 3年生のとき | 4年生のとき |
|---|---|
| 「草花が日なたに多い気がする」 | 「草花が日なたに多い気がする。 3年生で育てた植物も日あたりが良い場しょでよく育ったから」 |
太字の部分が 根拠です。 ただ 「こうかな?」 と思うだけでなく、 「今までに学んだこと」 や 「毎日の生活 で知っていること」 を理由 に言えるようにしましょう。
大事: 根拠 = 「今までに学んだこと」 + 「毎日の生活 で知っていること」。 頭の中で思いつきで言うのではなく、 ちゃんと理由 がある考え方をすることが 4年生の大事な目標 です。
「予想」 と 「仮説」 はよくにた言葉 ですが、 ちょっとだけちがいがあります。
| 言葉 | 意味 | れい |
|---|---|---|
| 予想 | 「こうなりそう」 と考えること | 「氷は水より体積 が大きい気がする」 |
| 仮説 | 「こうなるはず、 なぜなら…」 と 根拠 つきで考えること | 「氷は水より体積 が大きいはず。 なぜなら冬に水を入れたペットボトルをこおらせたらふくらんだから」 |
ポイント: 仮説 は 「予想 + 根拠」。 4年生では、 「こうかな?」 と言うだけで終わらず、 「なぜそう思ったの?」 をかならず言葉にする練習をします。
友だちと話し合う時、 つぎの言葉 をつかうと考えやすくなります。
4年生の理科学習は、 つぎの 4つの流れですすみます。
| ステップ | やること | れい(空気でっぽうの実験) |
|---|---|---|
| ① 予想・仮説 | 「こうなるはず、 なぜなら…」 を書く | 「空気を強く圧すと玉が遠くまで飛ぶはず。 ちぢんでいる空気が元に戻る力が大きいから」 |
| ② 実験 | 安全に計る、 同じじょうけんで何回かやる | 空気でっぽうを弱く・ふつう・強くでそれぞれ 3回飛ばす |
| ③ 結果 | 起きたことをそのまま書く(表・グラフで) | 「弱く: 50cm / ふつう: 1m / 強く: 2m」 |
| ④ 考察 | 結果 を元に、 予想 が合っていたか考える | 「強く圧すほど遠くまで飛んだ。 予想 は合っていた」 |
ポイント: 「結果 と 考察 は別もの」 です。 結果 は起きたことをそのまま書きます。 考察 はその結果 から何が言えるかを書きます。 まちがえやすいので気をつけましょう。
3年生で学んだように、 実験で大事なことは 「くらべるところは 1つだけ、 ほかはぜんぶそろえる」 です。
たとえば、 空気でっぽうで 「圧す力と飛ぶきょりの関係」 をしらべる時、
| じょうけん | A の実験 | B の実験 |
|---|---|---|
| 圧す力 | 弱く | 強く |
| 筒 の太さ | 同じ | 同じ |
| 玉の大きさ | 同じ | 同じ |
| 飛ばす向き | 同じ | 同じ |
このように、 「圧す力」 だけちがえてほかはぜんぶそろえると、 飛んだきょりのちがいが 「圧す力のちがい」 からきているとわかります。
4年生の理科では、 3年生ではつかわなかった新しい道具がいくつか出てきます。
時間 とともに変わるものをあらわす時につかうグラフです。 4年生の算数 でくわしく学びますが、 理科ではとくに 「1日の気温の変わり方」 をあらわすときにつかいます。
| 時刻 | 気温 |
|---|---|
| 9:00 | 14℃ |
| 10:00 | 17℃ |
| 11:00 | 19℃ |
| 12:00 | 21℃ |
| 13:00 | 22℃ |
| 14:00 | 22℃ |
| 15:00 | 20℃ |
この表を 折れ線グラフ にすると、 気温が午前から午後にかけて上がり、 午後 2時ごろがいちばん高く、 夕方に下がることがひと目でわかります。 くわしい書き方は算数 の時間 で学びましょう。
大事: 折れ線グラフ は 「時間 とともに変わる」 ものをあらわすときにつかいます。 3年生で学んだ棒グラフは 「ちがう物をくらべる」 ときにつかいます。 使いわけがあるので気をつけましょう。
百葉箱は、 気温を正しく計るための白い箱です。 屋根 がついていて、 太陽 の光が直接温度計に当たらないようになっています。
| 百葉箱 のくふう | 理由 |
|---|---|
| 白い色 | 太陽 の光をはね返し、 中が暑くならない |
| 屋根 がある | 直接日光が温度計に当たらない |
| まわりがよろい戸(すきまのある板) | 風は通るが、 直接日光は入らない |
| 地面から 1.2〜1.5m | 人の顔の高さぐらいで計るように決まっている |
| 草が生えた場しょに置く | コンクリートはあつくなるのでさける |
大事: 気温は同じ場しょで、 同じ時刻 に、 同じ向きで計ります。 この 「同じじょうけん」 をまもらないと、 正しいくらべ方ができません。
温度計は、 赤や青の液体 がガラス管 の中を上がり下がりする道具です。 読むときは 液面 と目の高さを同じにする ことが大切です(ちがうと 1〜2℃ もちがって読めてしまいます)。
方位磁針は、 北・南・東・西の 方位 を知る道具です。 3年生でもつかいましたが、 4年生ではとくに 「月や星の位置」 を書く時にかならずつかいます。
| 使い方 | やること |
|---|---|
| ① 手の平にたいらにのせる | かたむけない(針が動きにくくなる) |
| ② 針が止まるのを待つ | 赤いがわがかならず北 |
| ③ 文字盤 の 「北」 を針の赤と合わせる | 全体 を回して合わせる |
| ④ ほかの方位 を読む | 北の反対 が南、 北を向いて右が東、 左が西 |
簡易検流計は、 電気が どちらの向きに、 どれぐらいの強さで 流れているかを計る道具です。 第10章 「電気のはたらき」 でつかいます。
| 読むこと | 意味 |
|---|---|
| 針の向き(左・右) | 電流 の向き |
| 針のふれはば | 電流 の強さ(大きいほど強い) |
注意: 簡易検流計 はゆさぶるとこわれやすい精密 な道具です。 たいらに置いて、 落とさないようにしましょう。
4年生では、 3年生ではやらなかった実験 がふえます。 とくに気をつけたいのはつぎのことです。
| きまり | くわしく |
|---|---|
| ① 先生といっしょに | 実験 は先生の指示 があってからはじめる |
| ② 道具を正しくつかう | 使い方をおぼえてからつかう。 ふざけて使わない |
| ③ せいりせいとん | 使った道具はすぐもどす |
| ④ おわったら手あらい | 実験 のあとはかならずせっけんで手をあらう |
| ⑤ こまったらすぐ先生に | こわした・けがした・きもちがわるいはすぐ言う |
4年生でとくに気をつけたい場面をまとめて紹介 します。 くわしくは各章で学びます。
大事: 安全のきまりをまもるのは、 「失敗 しないため」 だけでなく、 「自分と友だちを守るため」 です。 一緒 に実験 する仲間 がけがしないように、 おたがい気をつけ合いましょう。
4年生の理科は、 全部で 10章あります。 1年通して学ぶ順番 をかんたんに紹介 します。
| 章 | タイトル | 時期 の目あて |
|---|---|---|
| 1 | 4年生の理科をはじめよう | 4月 |
| 2 | 季節と生きもの | 1年通して(4月開始) |
| 3 | 人の体のつくりと運動 | 5〜6月 |
| 4 | 天気と気温 | 6〜7月 |
| 5 | 雨水のゆくえと地面のようす | 7月 |
| 6 | 月と星 | 9〜10月 |
| 7 | 空気と水のせいしつ | 10〜11月 |
| 8 | ものの温度と体積 | 12月〜1月 |
| 9 | もののあたたまり方と水のすがた | 1〜2月 |
| 10 | 電気のはたらき | 2〜3月 |
ポイント: 第2章 「季節と生きもの」 は、 4月から 3月まで 1年通して同じ植物・動物 を観察 し続ける特別 な章です。 ほかの章とならんで進みます。
この章で学んだことをふりかえりましょう。
次の章: 第2章では、 さっそく校庭 や家の庭で 1年通した観察 を始めます。 春の出あいから冬のすがたまで、 同じ植物 と動物 を追いかけて、 季節と生きものの関わりを見つけましょう。