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この章では関係詞の発展を学びます。準2級までで学んだ関係代名詞・関係副詞をさらに広げ、前置詞 + 関係代名詞、コンマで区切る非制限用法、whatever などの複合関係詞を扱います。論理的な長文を正確に読むための、重要な文法です。
ポイント: この章のカギは3つです。①前置詞は関係代名詞の前にも置ける、②コンマがつくと「補足説明」(非制限用法)になる、③-ever がつくと「〜するものは何でも」のような意味になる。一つずつ整理しましょう。
関係代名詞が前置詞の目的語になるとき、前置詞は文末に残すか、関係代名詞の前に置くかのどちらかになります。改まった文では前に置きます。
前置詞を前に置くときは、関係代名詞はwhich / whomを使い、that は使えません。
| 形 | 例 |
|---|---|
| 前置詞が文末(くだけた) | the company which I work for |
| 前置詞 + 関係代名詞(改まった) | the company for which I work |
| 人の場合 | the woman with whom I spoke |
注意: 前置詞を関係代名詞の前に置くとき、that は使えません(in that ✕)。また「前置詞 + which」は、関係副詞 where / when などに置きかえられることが多いです(the house in which = the house where)。
非制限用法は、関係詞の前にコンマ(, )を置く用法です。先行詞を限定するのではなく、先行詞についての補足説明をつけ加えます。
非制限用法は「そして/というのも/なお」のように、後ろから情報をつけ足す感覚です。
最後の例のように、which が前の文の内容全体を受けることもあります。
注意: 非制限用法ではthat は使えません(, that ✕)。また、コンマがあるかないかで意味が変わります。コンマつきは「補足」、コンマなしは「限定(どれかを絞る)」です。
| 制限用法(コンマなし) | 非制限用法(コンマあり) | |
|---|---|---|
| はたらき | 先行詞を限定する(どれ?を絞る) | 先行詞に補足説明を加える |
| that | 使える | 使えない |
| 訳し方 | 前から「〜する(名詞)」 | 後ろから「そして〜」 |
| 例 | the students who passed(合格した生徒だけ) | the students, who passed(生徒たち、彼らは合格した) |
ポイント: コンマの有無で意味が変わるのが最大のポイントです。長文では、非制限用法の , which が前の文全体を受けることが多いので、「何を指すか」を正確にとらえましょう。
複合関係詞は、関係詞に -ever がついた形で、「〜するものは何でも/〜する人は誰でも/どんなに〜でも」という意味を表します。先行詞を含むのが特徴です。
| 複合関係詞 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| whatever | 〜するものは何でも/何が〜しようとも | Whatever you choose is fine with me.(あなたが何を選んでも私はかまわない。) |
| whoever | 〜する人は誰でも/誰が〜しようとも | Whoever comes will be welcome.(来る人は誰でも歓迎します。) |
| whichever | 〜するどちらでも/どちらを〜しようとも | Take whichever you like.(好きなほうをどちらでも取りなさい。) |
| however | どんなに〜でも | However hard it is, I won't give up.(どんなに大変でも、あきらめない。) |
| whenever | 〜するときはいつでも | Come whenever you want.(いつでも好きなときに来て。) |
| wherever | 〜するところはどこでも | I'll follow you wherever you go.(あなたが行くところどこへでもついて行く。) |
複合関係詞には2つの使い方があります。
however は特に「however + 形容詞/副詞」の語順で「どんなに〜でも」を表します。
注意: however の譲歩の語順に注意します。「However + 形容詞/副詞 + 主語 + 動詞」で、形容詞・副詞が however のすぐ後ろに来ます。「However you are rich」ではなく「However rich you are」が正しい形です。
2級でこの章の文法は、次のような形でよく問われます。
注意: ねらわれやすいのは、①前置詞 + which では that 不可、②, which が前の文全体を受ける、③however + 形容詞 + 主語 + 動詞の語順、の3点です。
ポイント: この章のカギは「コンマと前置詞の位置」、そして「-ever の意味」です。長文で関係詞が出てきたら、コンマの有無と、それが何を指すかを確かめる習慣をつけましょう。