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国語 2年

説明せつめい的てき文章ぶんしょう の 読解どっかい応用おうよう — 筆者ひっしゃ の 主張しゅちょう と 段落だんらく関係かんけい

最終確認日:

この章しょうで学まなぶこと

中学ちゅうがく 1 年ねんでは 「段落だんらく の中心ちゅうしん文ぶんを見みつける」 ことを学まなびました。 中なか 2 ではさらに一いち段階だんかい進すすめ、 段落だんらくと段落だんらくがどうつながっているか、 筆者ひっしゃの主張しゅちょうと根拠こんきょがどう結むすびついているか を読よみ取とる力ちからをつけます。

  • 段落だんらく の役割やくわり (序論じょろん・本論ほんろん・結論けつろん) を見分みわけられる
  • 接続語せつぞくご (しかし・つまり・例たとえば) のはたらきがわかる
  • 筆者ひっしゃの 主張しゅちょう と 根拠こんきょ の関係かんけいをつかめる
  • 説明せつめい的てき文章ぶんしょうの 要旨ようし を 100 字じ程度ていどでまとめられる

ポイント:中 2 の説明せつめい的てき文章ぶんしょうは 「抽象ちゅうしょう と 具体ぐたい の行いき来き」 がふえます。 「一般いっぱん論ろん → 具体ぐたい例れい → まとめ」 のパターンを見抜みぬく練習れんしゅうをしましょう。

1. 段落だんらくの三みっつの役割やくわり

説明せつめい的てき文章ぶんしょうの段落だんらくは、 大おおきく 序論じょろん・本論ほんろん・結論けつろん の三みっつに分わけられます。

役割やくわりはたらきよくある書かき方かた
序論じょろん話題わだいを示しめし、 問いといを立たてる「〜とは何なにだろうか」 「最近さいきん 〜が注目ちゅうもくされている」
本論ほんろん問いといに対たいする説明せつめい・具体例ぐたいれい・根拠こんきょ「例たとえば」 「ある調査ちょうさによると」 「これに対たいして」
結論けつろん筆者ひっしゃの 主張しゅちょう やまとめ「つまり」 「以上いじょうのように」 「私わたし は 〜と考かんがえる」

やってみよう:教科書きょうかしょや新聞しんぶんのコラムを一ひとつ選えらび、 ペンで段落だんらくごとに 「序ついで」 「本ほん」 「結ゆい」 と書かき込こんでみましょう。 文章ぶんしょうの 骨組みほねぐみ が一目ひとめで見みえます。

2. 接続語せつぞくごのはたらきを分類ぶんるいする

接続語せつぞくご は段落だんらくと段落だんらく、 文ぶんと文ぶんをつなぐ 道標みちしるべ です。 はたらきで分類ぶんるいすると、 主張しゅちょうの流ながれが読よみ取とりやすくなります。

分類ぶんるい接続語せつぞくごの例れいはたらき
順接じゅんせつだから・そこで・したがって前まえの内容ないようを受うけて自然しぜんに続つづく
逆接ぎゃくせつしかし・けれども・ところが前まえの内容ないようと反対はんたいの内容ないようが続つづく
並立へいりつ・添加てんかまた・さらに・しかも前まえに同類どうるいの内容ないようを加くわえる
説明せつめい・補足ほそくつまり・なぜなら・ただし前まえの内容ないようを言いい換かえる / 理由りゆうを述のべる
例示れいじ例たとえば・具体ぐたい的てきに抽象ちゅうしょう的てきな内容ないようを 具体ぐたい化かする
対比たいひ・選択せんたく一方いっぽう・あるいは・または二ふたつの内容ないようを比くらべる
転換てんかんところで・さて・では話題わだいを切きり替かえる

大事だいじ: 「しかし」 が出でたら、 そのあとに 筆者ひっしゃが強調きょうちょうしたい主張しゅちょう が来くることがとても多おおい。 逆接ぎゃくせつの後のちは線せんを引ひくくせをつけましょう。

3. 抽象ちゅうしょうと具体ぐたいの行いき来きを読よむ

中なか 2 の説明せつめい的てき文章ぶんしょうでは、 抽象ちゅうしょう (一般いっぱん的てき・まとめ) と 具体ぐたい (例れい・データ) を行いき来きしながら主張しゅちょうを進すすめます。

例文れいぶん (オリジナル)

近年きんねん、 読書どくしょ時間じかんの 減少げんしょう が問題もんだいとなっている。 ある調査ちょうさでは、 一いち日にちに全まったく本ほんを読よまない中学生ちゅうがくせいが四よん割わりを超こえた。 ところが、 短みじかい文章ぶんしょうであれば、 スマートフォンで大量たいりょうに読よんでいるという 結果けっか もある。 つまり、 「読書どくしょ」 という言葉ことばの中身なかみをどう定義ていぎするかで、 実態じったい の見みえ方かたは大おおきく変かわるのである。

この段落だんらくの構造こうぞう:

文ぶん役割やくわり
第だい 1 文ぶん抽象ちゅうしょう な問題もんだい提起ていき (読書どくしょ時間じかんの減少げんしょう)
第だい 2 文ぶん具体ぐたい なデータ (四よん割わりを超こえた)
第だい 3 文ぶん逆ぎゃく接せつで反対はんたいの 具体ぐたい (スマホで大量たいりょうに読よんでいる)
第だい 4 文ぶん抽象ちゅうしょう なまとめ (定義ていぎで見みえ方かたが変かわる)

「抽象ちゅうしょう → 具体ぐたい → 抽象ちゅうしょう」 というサンドイッチ構造こうぞうになっているのがわかります。

4. 筆者ひっしゃの主張しゅちょうと根拠こんきょを見分みわける

説明せつめい的てき文章ぶんしょうの 読解どっかい で一番いちばん大事だいじなのは、 「どこが主張しゅちょうで、 どこが根拠こんきょか」 を区別くべつすることです。

区分くぶん見分みわけ方かた
主張しゅちょう「〜べきである」 「〜と考かんがえる」 「〜が 重要じゅうよう だ」 という 評価ひょうか や 判断はんだん
根拠こんきょデータ・事実じじつ・体験たいけん・専門せんもん家かの 見解けんかい など主張しゅちょうを支ささえるもの

オリジナル例文れいぶんで練習れんしゅう

学校がっこうでの 制服せいふく着用ちゃくようは、 家庭かてい の経済けいざい負担ふたん を軽かるくする面めんがある。 私わたし の住すむ市しでは、 中学ちゅうがく三さん年間ねんかんで一いち人にん当あたり約やく八はち万まん円えんの 衣服いふく費ひがかかるという 試算しさん がある。 もちろん 個性こせい の表現ひょうげんを 制限せいげん するという反対はんたい意見いけん もある。 しかし、 まず全員ぜんいんが同おなじ 条件じょうけん で学校がっこう生活せいかつをスタートできることの意味いみは大おおきいと 私わたし は考かんがえる。

文ぶん区分くぶん
第だい 1 文ぶん主張しゅちょう (制服せいふく着用ちゃくようには利点りてんがある)
第だい 2 文ぶん根拠こんきょ (経済けいざい負担ふたん の試算しさん)
第だい 3 文ぶん反対はんたい意見いけん の紹介しょうかい
第だい 4 文ぶん主張しゅちょう (まとめ)

注意ちゅうい: 「私わたし は 〜と考かんがえる」 「〜が 重要じゅうよう だ」 「〜べきだ」 などの表現ひょうげんが出でたら、 そこが主張しゅちょうの中心ちゅうしん。 ペンで印しるしをつけましょう。

5. 反対はんたい意見いけんへの配慮はいりょを読よむ

中なか 2 で読よむ説明せつめい的てき文章ぶんしょうでは、 筆者ひっしゃが自分じぶんと 反対はんたい の 意見いけん にも触ふれることがふえます。 これを 「譲ゆずり 受うけ」 と呼よびます。

言いい回まわし役割やくわり
「もちろん 〜という意見いけんもある」反対はんたい意見いけんを認みとめる
「確たしかに 〜だ。 しかし 〜」いったん同意どういし、 逆接ぎゃくせつで主張しゅちょう
「〜という 批判ひはん もあろう」想定そうていされる反論はんろんを先取さきどり

反対はんたい意見いけんに触ふれると、 主張しゅちょうはかえって 説得せっとく力りょくが増まします。 一方いっぽうだけを主張しゅちょうする文ぶんよりも、 反対はんたい意見いけんに配慮はいりょして反論はんろんする文ぶんの方ほうが、 大人おとなの議論ぎろんに近ちかづきます。

6. 要旨ようしを 100 字じでまとめる練習れんしゅう

要旨ようし とは、 文章ぶんしょう全体ぜんたいの 「筆者ひっしゃが一番いちばん言いいたいこと」 を短みじかくまとめたものです。 中なか 2 では 100 字じ前後ぜんご でまとめる練習れんしゅうをします。

手順てじゅん

  1. 各かく段落だんらくの 中心ちゅうしん文ぶん に線せんを引ひく
  2. 結論けつろん段落だんらくの中心ちゅうしん文ぶんを軸じくにする
  3. 主張しゅちょうとその根拠こんきょを一ひとつだけ入いれる
  4. 反対はんたい意見いけんへの配慮はいりょがあれば 「〜とはいえ」 で一言いちげん添そえる

例れい (上じょうの制服せいふく例文れいぶんの要旨ようし)

学校がっこうでの 制服せいふく着用ちゃくようは、 中学ちゅうがく三さん年間ねんかんで一いち人にん約やく八はち万まん円えんという経済けいざい負担ふたん を軽かるくし、 全員ぜんいんが同おなじ 条件じょうけん で学校がっこう生活せいかつを始はじめられる利点りてんがある。 個性こせい制限せいげん という反対はんたい意見いけんはあるが、 まずスタートラインをそろえる意味いみは大おおきい。 (100 字じ)

やってみよう:新聞しんぶんの 社説しゃせつ (400-600 字じ) を一ひとつ選えらび、 100 字じで要旨ようしを書かいてみましょう。 まとめ方かたの 感覚かんかく が身みにつきます。

7. つまずきやすいポイント

つまずき原因げんいん対処たいしょ
どこが主張しゅちょうかわからない評価ひょうか表現ひょうげんを見落みおとしている「べき」 「考かんがえる」 「重要じゅうよう」 を探さがす
接続語せつぞくごを読よみ飛とばす接続語せつぞくごの機能きのうを知しらない上うえの 分類ぶんるい表ひょうを覚おぼえる
要旨ようしが長ながくなる具体例ぐたいれい をそのまま入いれる具体例ぐたいれい は削けずり、 抽象ちゅうしょう な言いい方かたに 置おき換かえる
反対はんたい意見いけんを主張しゅちょうと取とり違ちがえる「もちろん」 「確たしかに」 を見逃みのがすこれらの後のちは譲歩じょうほ、 主張しゅちょうではないと覚おぼえる

まとめ

  • 段落だんらくは 序論じょろん・本論ほんろん・結論けつろん の三さん役割やくわりに分わけて読よむ
  • 接続語せつぞくご は順接じゅんせつ・逆ぎゃく接せつ・並立へいりつ・説明せつめい・例示れいじ・対比たいひ・転換てんかん の七なな分類ぶんるい
  • 主張しゅちょう (評価ひょうか・判断はんだん) と根拠こんきょ (事実じじつ・データ) を区別くべつする
  • 反対はんたい意見いけんへの配慮はいりょ (「もちろん 〜 しかし 〜」) は説得せっとく力りょくを上あげる技わざ
  • 要旨ようし は 100 字じ前後ぜんご で、 具体例ぐたいれい を省はぶいてまとめる

次の章しょうへ:第 2 章しょうでは、 中なか 1 で習ならった 品詞ひんし の復習ふくしゅうをしながら、 中なか 2 の中心ちゅうしんである 用言ようげん の 活用かつよう (動詞どうし・形容詞けいようし・形容動詞けいようどうし) を学まなびます。

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学がく習しゅうロードマップ(10件けん)
  1. 1説明せつめい的てき文章ぶんしょう の 読解どっかい応用おうよう — 筆者ひっしゃ の 主張しゅちょう と 段落だんらく関係かんけい
  2. 2文法ぶんぽう — 品詞ひんし の 復習ふくしゅう と 用言ようげん の 活用かつよう
  3. 3中なか 2 配当はいとう漢字かんじ約やく 400 字じ と 同どう訓くん異字いじ・同音どうおん異義いぎ語ご
  4. 4古文こぶん入門にゅうもん — 徒然草つれづれぐさ と 平家へいけ物語ものがたり
  5. 5短歌たんか と 俳句はいく — 鑑賞かんしょう と 創作そうさく
  6. 6小説しょうせつ読解どっかい — 情景じょうけい・心情しんじょう・人物じんぶつ像ぞう の とらえ 方かた
  7. 7論説ろんせつ文ぶん読解どっかい — 論理ろんり構造こうぞう と 反論はんろん の とらえ 方かた
  8. 8表現ひょうげん — 手紙てがみ の 書かき方かた と 敬語けいご の 実用じつよう
  9. 9情報じょうほうリテラシー — 出典しゅってん・要約ようやく・引用いんよう の マナー
  10. 10中なか 2 の ふりかえり と 中なか 3 へ の 橋渡はしわたし