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国語 2年

表現ひょうげん — 手紙てがみ の 書かき方かた と 敬語けいご の 実用じつよう

最終確認日:

この章しょうで学まなぶこと

手紙てがみ と 敬語けいご は、 社会しゃかい に出でてからも一生いっしょう使つかう 実じつ用よう 技ぎ術じゅつ。 中なか 2 で 基き本ほん をしっかり身みにつけましょう。

  • 手紙てがみ の 四部構こう成せい (前ぜん文ぶん・主文しゅぶん・末文まつぶん・後あと付づけ) を 書かける
  • 季節きせつのあいさつ (時候じこう の 挨拶あいさつ) を 使つかえる
  • 尊敬そんけい語ご・謙譲けんじょう語ご・丁寧ていねい語ごを 正ただしく 使つかい 分わけ られる
  • 過か剰じょう敬けい語ご (二に重じゅう敬語けいご) を避さけられる
  • メール・SNSSNS での敬語けいごマナーを 理り解かい する

大事だいじ: 敬けい語ご の 本ほん質しつ は 「相あい手て への 気き配くばり」。 形かたち を覚おぼえるだけでなく、 誰だれ に 対たいして 使つかうかを 意い識しき しましょう。

1. 手て紙がみ の四よん部ぶ構こう成せい

正せい式しき な 手て紙がみ は、 次つぎの四よん部ぶ で 構こう成せい されます。

部ぶ含ふくむ要素ようそ例れい
前ぜん文ぶん頭とう語ご・時じ候こう の 挨あい拶さつ・安あん否ぴ の 挨あい拶さつ「拝はい啓けい 初しょ秋しゅう の 候こう、 皆みな様さま にはますますご 健けん勝しょう のこととお 喜よろこび申もうし上あげます」
主しゅ文ぶん起きこし (起き文ぶん)・本ほん文ぶん「さて、 このたびは 〜」 「実じつは 〜」
末まつ文ぶん結むすびの 挨あいさつ・結けつ語ご「時じ節せつ柄がら ご 自じ愛あい ください。 敬けい具ぐ」
後あと付づけ日ひ付づけ・署しょ名めい・宛あて名な「令和れいわ八はち年ねん九月くがつ十じゅう日にち / 山田やまだ太郎たろう / 鈴木すずき花子はなこ様さま」

頭とう語ご と 結けつ語ご の組み合わせくみあわせ

頭とう語ご結けつ語ご場面ばめん
拝はい啓けい敬けい具ぐ一いっ般ぱん的
謹きん啓けい謹きん白はく改あらたまった場面ばめん
前ぜん略りゃく草そう々そう急きゅうぎの 手て紙がみ、 時じ候こう 挨あいさつを 省はぶく
拝はい復ふく敬けい具ぐ返へん信しん

2. 時じ候こう の 挨あい拶さつ

手て紙がみ の 書かき 出だしで 使つかう、 季節きせつを表あらわす一文いちぶん。 漢かん字じ二に字じ + 「の 候こう」 が 基き本ほん形かたち。

月つき時じ候こう の 挨あい拶さつ 例れい
一月いちがつ初しょ春しゅん の 候こう、 厳げん寒かん の 候こう
二月にがつ立りっ春しゅん の 候こう、 余よ寒かん の 候こう
三月さんがつ早そう春しゅん の 候こう、 春しゅん暖だん の 候こう
四月しがつ陽よう春しゅん の 候こう、 桜おう花か の 候こう
五月ごがつ新しん緑りょく の 候こう、 薫くん風ぷう の 候こう
六月ろくがつ初しょ夏か の 候こう、 梅ばい雨う の 候こう
七月しちがつ盛せい夏か の 候こう、 酷こく暑しょ の 候こう
八月はちがつ残ざん暑しょ の 候こう、 晩ばん夏か の 候こう
九月くがつ初しょ秋しゅう の 候こう、 新しん涼りょう の 候こう
十月じゅうがつ秋しゅう冷れい の 候こう、 紅こう葉よう の 候こう
十一月じゅういちがつ晩ばん秋しゅう の 候こう、 向こう寒かん の 候こう
十二月じゅうにがつ初しょ冬とう の 候こう、 歳さい末まつ の 候こう

大事だいじ: 親したしい 相あい手て (友達ともだち・家族かぞく) には 時じ候こう の 挨あいさつを 省はぶいてもよい。 「元気げんき?」 「寒さむくなってきたね」 等とうのカジュアルな 書かき出だしが 自し然ぜん。

3. 敬語けいごの三分ぶん類るい

敬語けいご は三みっつの 種類しゅるい に 分わけられます。

種類しゅるい使つかう場面ばめん例れい
尊敬そんけい語ご相あい手て や 第だい三さん者しゃ の 動どう作さ・状じょう態たい を 高たかめる先生せんせいがおっしゃる / お 読よみになる
謙譲けんじょう語ご自分じぶんや 身み内うち の 動どう作さ を 下さげて 相あい手て を 高たかめる私わたし が申もうし上あげる / お 届とどけする
丁寧ていねい語ご聞きき 手て に 対たいして 丁てい寧ねい に言いうです・ます・ございます

尊そん敬けい語ごの例れい

ふつう尊敬そんけい語ご
行いく / 来くる / いるいらっしゃる・おいでになる
言いうおっしゃる
するなさる
食たべる / 飲のむ召めし 上あがる
見みるご 覧らん になる
くれる下くださる
知しるご 存ぞん知じ

謙けん譲じょう語の例れい

ふつう謙譲けんじょう語ご
行いく / 来くる参まいる・伺うかがう
言いう申もうす・申もうし 上あげる
するいたす
食たべる / 飲のむいただく
見みる拝はい見けん する
聞きく伺うかがう・拝はい聴ちょう する
知しる存ぞんじる・存ぞんじ 上あげる
与あたえる差さし 上あげる
受うけ 取とる頂いただく・頂戴ちょうだい する
会あうお目めにかかる

丁てい寧ねい語の例れい

ふつう丁てい寧ねい語
〜 だ〜 です
食たべる食たべます
あるございます
よいよろしい

4. 敬けい語ご の 誤あやまり — 過か剰じょう敬語けいごと 二に重じゅう敬語けいご

敬けい語ご は、 重かさねすぎると 逆ぎゃく 効こう果か。 「二に重じゅう敬語けいご」 と呼よばれ、 誤ご用よう とされることが 多おおい。

✗ NG○ OK解説かいせつ
お召めしし 上あがりになられる召めし 上あがる「召めし 上あがる」 自体じたいが 尊そん敬けい語ご
お 読よみになられますかお 読よみになりますか / 読よまれますか「お 〜 になる」 + 「れる」 の 重じゅう複ふく
ご 覧らん になられるご 覧らん になる「ご覧らんになる」 自体じたいが尊敬そんけい語ご
拝はい見けん されるご 覧らん になる「拝はい見けん」 は 謙けん譲じょう語、 相あい手て に 使つかわない
父ちちがおっしゃった父ちちが 申もうしました身内みうち (家か族ぞく) に 尊そん敬けい語ごは 使つかわない
拝見はいけんさせていただきます拝はい見けん いたします「いただく」 + 「拝見はいけん」 の二に重じゅう

注意ちゅうい:中 2 でよくまちがえるのは 「身内みうちに 尊そん敬けい語ご」 のパターン。 家か族ぞく の 動どう作さ を 外そと の 人ひと に 語かたる時ときは 謙けん譲じょう語 (申もうす・参まいる等とう)。

5. メールと SNS での 敬けい語ご

現げん代だい では 手て紙がみ よりメールやチャットの方ほうが 頻ひん繁ぱん。 基き本ほん は 手て紙がみ と 同おなじですが、 いくつか 特とく徴ちょう があります。

ポイント詳くわしく
件けん名めい は 具ぐ体たい的に「お 願ねがい」 でなく 「文化ぶんか祭さいの 出しゅつ場じょう 申もうし込こみ の件けん」
宛あて名な と 挨あい拶さつ を一行いっこうずつ「○ ○ 先せん生せい / お世話せわになっております」
改あらたまったメールに 絵え文も字じは 使つかわない友達ともだちとのチャットでは OK
最さい後ご に 署しょ名めい を 必かならず 入いれる学がっ校こう・名な前まえ・連れん絡らく先さき

オリジナル例れい — 先生せんせいへのメール

件名けんめい: 文化ぶんか祭さいの 展てん示じ 資し料りょう提出ていしゅつについて

○ ○ 先せん生せい いつもお世話せわになっております。 二に年ねん三さん組くみの 山やま田だ です。 文化ぶんか祭さいで 展てん示じ する 資し料りょう が 完かん成せい いたしましたので、 PDF を 添てん付ぷ いたします。 ご 確かく認にん いただけますと 幸さいわいです。 ご 質しつ問もん がございましたら、 いつでもお知らせおしらせください。 どうぞよろしくお 願ねがいいたします。

二に年ねん三さん組くみ山田やまだ太郎たろう

6. つまずきやすいポイント

つまずき対たい処しょ
「お 〜 になられる」 を 使つかってしまう「お 〜 になる」 だけで尊敬そんけい語ごと 暗あん記き
身内みうち (家族かぞく・身内みうちの 上じょう司し) に 尊そん敬けい語ご外そとの人ひとと話はなす時ときは 謙けん譲じょう語
時じ候こう の 挨あい拶さつ が 出でてこない月つき ごとの 一いち 覧らん表ひょうを 手て元もと に 置おく
メールの 件けん名めい が 漠ばく然ぜん としている「○ ○ の件けん」 と用件ようけんを 明めい記き

まとめ

  • 手て紙がみ は 前文ぜんぶん・主文しゅぶん・末文まつぶん・後こう付つけ の四よん部ぶ構成こうせい
  • 季節きせつの 挨あいさつは 月つき ごとの形かたちを 覚おぼえる
  • 敬語けいごは 尊敬そんけい語ご・謙けん譲じょう語・丁てい寧ねい語 の三分ぶん類るい
  • 身内みうちに 尊そん敬けい語ごを 使つかわない ことが中なか 2 で必かならずまちがえるポイント
  • 二に重じゅう敬語けいご (お 〜 になられる等とう) は 避さける
  • メールでも 基き本ほん は 同おなじ。 件けん名めい と 署しょ名めい を 忘わすれずに

次の章しょうへ: 書かく力りょくがついたら、 次つぎは 情じょう報ほう を扱あつかう力ちから。 出しゅっ典てん の明記めいきと 要よう約やく・引いん用よう のマナーを学まなびます。

この教材きょうざいは役やくに立たちましたか?
学がく習しゅうロードマップ(10件けん)
  1. 1説明せつめい的てき文章ぶんしょう の 読解どっかい応用おうよう — 筆者ひっしゃ の 主張しゅちょう と 段落だんらく関係かんけい
  2. 2文法ぶんぽう — 品詞ひんし の 復習ふくしゅう と 用言ようげん の 活用かつよう
  3. 3中なか 2 配当はいとう漢字かんじ約やく 400 字じ と 同どう訓くん異字いじ・同音どうおん異義いぎ語ご
  4. 4古文こぶん入門にゅうもん — 徒然草つれづれぐさ と 平家へいけ物語ものがたり
  5. 5短歌たんか と 俳句はいく — 鑑賞かんしょう と 創作そうさく
  6. 6小説しょうせつ読解どっかい — 情景じょうけい・心情しんじょう・人物じんぶつ像ぞう の とらえ 方かた
  7. 7論説ろんせつ文ぶん読解どっかい — 論理ろんり構造こうぞう と 反論はんろん の とらえ 方かた
  8. 8表現ひょうげん — 手紙てがみ の 書かき方かた と 敬語けいご の 実用じつよう
  9. 9情報じょうほうリテラシー — 出典しゅってん・要約ようやく・引用いんよう の マナー
  10. 10中なか 2 の ふりかえり と 中なか 3 へ の 橋渡はしわたし