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手紙 と 敬語 は、 社会 に出てからも一生使う 実用 技術。 中 2 で 基本 をしっかり身につけましょう。
大事: 敬語 の 本質 は 「相手 への 気配り」。 形 を覚えるだけでなく、 誰 に 対して 使うかを 意識 しましょう。
正式 な 手紙 は、 次の四部 で 構成 されます。
| 部 | 含む要素 | 例 |
|---|---|---|
| 前文 | 頭語・時候 の 挨拶・安否 の 挨拶 | 「拝啓 初秋 の 候、 皆様 にはますますご 健勝 のこととお 喜び申し上げます」 |
| 主文 | 起こし (起文)・本文 | 「さて、 このたびは 〜」 「実は 〜」 |
| 末文 | 結びの 挨さつ・結語 | 「時節柄 ご 自愛 ください。 敬具」 |
| 後付け | 日付・署名・宛名 | 「令和八年九月十日 / 山田太郎 / 鈴木花子様」 |
| 頭語 | 結語 | 場面 |
|---|---|---|
| 拝啓 | 敬具 | 一般的 |
| 謹啓 | 謹白 | 改まった場面 |
| 前略 | 草々 | 急ぎの 手紙、 時候 挨さつを 省く |
| 拝復 | 敬具 | 返信 |
手紙 の 書き 出しで 使う、 季節を表す一文。 漢字二字 + 「の 候」 が 基本形。
| 月 | 時候 の 挨拶 例 |
|---|---|
| 一月 | 初春 の 候、 厳寒 の 候 |
| 二月 | 立春 の 候、 余寒 の 候 |
| 三月 | 早春 の 候、 春暖 の 候 |
| 四月 | 陽春 の 候、 桜花 の 候 |
| 五月 | 新緑 の 候、 薫風 の 候 |
| 六月 | 初夏 の 候、 梅雨 の 候 |
| 七月 | 盛夏 の 候、 酷暑 の 候 |
| 八月 | 残暑 の 候、 晩夏 の 候 |
| 九月 | 初秋 の 候、 新涼 の 候 |
| 十月 | 秋冷 の 候、 紅葉 の 候 |
| 十一月 | 晩秋 の 候、 向寒 の 候 |
| 十二月 | 初冬 の 候、 歳末 の 候 |
大事: 親しい 相手 (友達・家族) には 時候 の 挨さつを 省いてもよい。 「元気?」 「寒くなってきたね」 等のカジュアルな 書き出しが 自然。
敬語 は三つの 種類 に 分けられます。
| 種類 | 使う場面 | 例 |
|---|---|---|
| 尊敬語 | 相手 や 第三者 の 動作・状態 を 高める | 先生がおっしゃる / お 読みになる |
| 謙譲語 | 自分や 身内 の 動作 を 下げて 相手 を 高める | 私 が申し上げる / お 届けする |
| 丁寧語 | 聞き 手 に 対して 丁寧 に言う | です・ます・ございます |
| ふつう | 尊敬語 |
|---|---|
| 行く / 来る / いる | いらっしゃる・おいでになる |
| 言う | おっしゃる |
| する | なさる |
| 食べる / 飲む | 召し 上がる |
| 見る | ご 覧 になる |
| くれる | 下さる |
| 知る | ご 存知 |
| ふつう | 謙譲語 |
|---|---|
| 行く / 来る | 参る・伺う |
| 言う | 申す・申し 上げる |
| する | いたす |
| 食べる / 飲む | いただく |
| 見る | 拝見 する |
| 聞く | 伺う・拝聴 する |
| 知る | 存じる・存じ 上げる |
| 与える | 差し 上げる |
| 受け 取る | 頂く・頂戴 する |
| 会う | お目にかかる |
| ふつう | 丁寧語 |
|---|---|
| 〜 だ | 〜 です |
| 食べる | 食べます |
| ある | ございます |
| よい | よろしい |
敬語 は、 重ねすぎると 逆 効果。 「二重敬語」 と呼ばれ、 誤用 とされることが 多い。
| ✗ NG | ○ OK | 解説 |
|---|---|---|
| お召し 上がりになられる | 召し 上がる | 「召し 上がる」 自体が 尊敬語 |
| お 読みになられますか | お 読みになりますか / 読まれますか | 「お 〜 になる」 + 「れる」 の 重複 |
| ご 覧 になられる | ご 覧 になる | 「ご覧になる」 自体が尊敬語 |
| 拝見 される | ご 覧 になる | 「拝見」 は 謙譲語、 相手 に 使わない |
| 父がおっしゃった | 父が 申しました | 身内 (家族) に 尊敬語は 使わない |
| 拝見させていただきます | 拝見 いたします | 「いただく」 + 「拝見」 の二重 |
注意:中 2 でよくまちがえるのは 「身内に 尊敬語」 のパターン。 家族 の 動作 を 外 の 人 に 語る時は 謙譲語 (申す・参る等)。
現代 では 手紙 よりメールやチャットの方が 頻繁。 基本 は 手紙 と 同じですが、 いくつか 特徴 があります。
| ポイント | 詳しく |
|---|---|
| 件名 は 具体的に | 「お 願い」 でなく 「文化祭の 出場 申込 の件」 |
| 宛名 と 挨拶 を一行ずつ | 「○ ○ 先生 / お世話になっております」 |
| 改まったメールに 絵文字は 使わない | 友達とのチャットでは OK |
| 最後 に 署名 を 必ず 入れる | 学校・名前・連絡先 |
件名: 文化祭の 展示 資料提出について
○ ○ 先生 いつもお世話になっております。 二年三組の 山田 です。 文化祭で 展示 する 資料 が 完成 いたしましたので、 PDF を 添付 いたします。 ご 確認 いただけますと 幸いです。 ご 質問 がございましたら、 いつでもお知らせください。 どうぞよろしくお 願いいたします。
二年三組山田太郎
| つまずき | 対処 |
|---|---|
| 「お 〜 になられる」 を 使ってしまう | 「お 〜 になる」 だけで尊敬語と 暗記 |
| 身内 (家族・身内の 上司) に 尊敬語 | 外の人と話す時は 謙譲語 |
| 時候 の 挨拶 が 出てこない | 月 ごとの 一 覧表を 手元 に 置く |
| メールの 件名 が 漠然 としている | 「○ ○ の件」 と用件を 明記 |
次の章へ: 書く力がついたら、 次は 情報 を扱う力。 出典 の明記と 要約・引用 のマナーを学びます。