用語集
王権神授説おうけんしんじゅせつ
国王の権力は神から授かったもので、誰も逆らえないとする理論。絶対王政を正当化する根拠とされた。
国王の権力は神から授かったもので、誰も逆らえないとする理論。絶対王政を正当化する根拠とされた。
王権神授説とは、 16-17 世紀のヨーロッパで絶対王政を正当化するために唱えられた思想で、 王の権力は神から直接授けられたもので、 人民も王に従うべきだと説きます。 これに対抗して社会契約説が登場し、 市民革命を経て民主主義国家へと変わっていきました。
| 観点 | 王権神授説 | 社会契約説 |
|---|---|---|
| 権力の源 | 神が王に授けた | 人々の合意 |
| 人民 | 王に従う | 主権者である |
| 立場 | 絶対王政を正当化 | 市民革命を支える |
試験では 王権神授説は「王の権力は神由来」とする絶対王政の正当化思想で、 社会契約説(ロック・ルソー)と対比されます。 市民革命でどちらが勝ったかを押さえましょう。
王権神授説とは、国王の権力は神から授けられたものであり、国王は神に対してのみ責任を負うとする思想です。16-17 世紀の絶対王政期に、ボシュエ(仏)やフィルマー(英)らが唱え、王の絶対的支配を正当化しました。
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| 主張 | 王権は神に由来する神聖な権力 |
| 国民の立場 | 王に絶対服従(反抗は神への反逆) |
| 目的 | 絶対王政の正当化 |
| 対立する思想 | 社会契約説(権力は人民の契約に由来) |
たとえばフランスのルイ 14 世が「朕は国家なり」と述べたとされるのは、この思想を背景とします。これに対しロックやルソーの社会契約説は「権力は神ではなく人民の合意に由来する」と説き、市民革命を理論的に支えました。
試験では 王権神授説(神→王)と社会契約説(人民→政府)が対立軸として問われます。絶対王政を支えた思想が王権神授説、それを否定したのが社会契約説、と整理しましょう。