公共性(publicness)とは、私的な利害を超えて、誰もが対等な立場で議論し関わる、開かれた領域の性質のことです。「みんなに関わること」を、特定の誰かの都合でなく開かれた形で扱う原理を指します。
| 私的領域 | 公共的領域(公共圏) | |
|---|---|---|
| 関心 | 自分・家族の利害 | 社会全体に関わる問題 |
| 関わり方 | 私的なつながり | 対等な立場での議論 |
| 例 | 家庭・個人の趣味 | 政治・報道・公共空間 |
哲学者ハーバーマスは、人々が立場の違いを超えて理性的に議論する場を「公共圏」と呼びました。たとえば誰もが意見を述べられる討論の場は、公共性が成り立っている例です。
ポイント 評論では「公共性の衰退」「公共圏の再生」が主題になります。「自分だけの都合(私的)」と「みんなで開かれて考えること(公共的)」の対比として押さえると、現代社会論で迷いません。