用語集
共同体きょうどうたい
顔の見える結びつきで成立する集団。 村・家族・宗教教団等。 近代社会で失われたとされ、 評論で頻出。
国語
共同体(community / ゲマインシャフト)とは、顔の見える結びつきと共通の価値観で成立する集団のことです。村・家族・宗教の集まり・職人の組合などがその例です。
| 共同体(ゲマインシャフト) | 利益社会(ゲゼルシャフト) | |
|---|---|---|
| 結びつき | 情・血縁・地縁・伝統 | 契約・利害・打算 |
| 例 | 村・家族 | 会社・都市の人間関係 |
| 関係の性質 | 全人格的・温かいが束縛も強い | 部分的・自由だが冷たい |
ドイツの社会学者テンニースは、この共同体と利益社会を対置しました。近代化・都市化により、人々は温かいが窮屈な共同体を離れ、自由だが孤独な利益社会へ移ったとされます。
ポイント 「共同体の喪失」は現代評論の中心テーマの一つです。共同体を「失われた理想郷」として懐かしむ論だけでなく、その閉鎖性・同調圧力を批判する論もあると押さえましょう。