用語集
反論への応答はんろんへのおうとう
想定される反対意見を取り上げて応答する論証技法。 論証の強度を高めるが、 反論部分を主張と誤読しないよう注意。
国語
反論への応答(response to objection)とは、想定される反論をあらかじめ取り上げ、それに答えておく論証技法です。「もちろん〜という意見もあるだろう。しかし〜」という型で現れる、譲歩構文の典型形です。
| 段階 | 役割 |
|---|---|
| 反論の想定 | 〜という批判もあるかもしれない |
| 応答 | しかし、それは〜という点で当たらない |
| 効果 | 反論を封じ、論証をより強くする |
たとえば「死刑は廃止すべきだ」と主張する文章が、「もちろん被害者感情を考えれば存続すべきという声もある。しかし冤罪のリスクは取り返しがつかない」と書けば、反対意見を踏まえたうえで自説を述べているため説得力が増します。
注意 反論部分(「〜という意見もある」)を筆者自身の主張と取り違えないこと。筆者の立場は、応答の側(「しかし〜」以降)にあります。