口語詩とは、現代の話し言葉(口語)で書かれた詩のことです。今ふだん使っている言葉づかいで書かれるため、意味がそのまま読み取れます。
| 観点 | 口語詩 | 文語詩 |
|---|---|---|
| 言葉 | 現代の話し言葉 | 昔の書き言葉 |
| 仮名遣い | 現代仮名遣い | 歴史的仮名遣い |
| 文末の例 | 〜だ・〜する | 〜なり・〜けり |
明治のころは昔の書き言葉で詩を書く文語詩が中心でしたが、その後しだいに話し言葉で書く口語詩が広まり、今ではほとんどの詩が口語詩です。詩の分類は、形(定型・自由・散文)と言葉(口語・文語)の二つの面で考えます。
たとえば、「朝の駅で、階段をのぼる人の群れをながめていた」のように、ふだんの話し言葉のまま短く区切って書けば口語詩です。同じ場面を「朝の駅にて人の群れ見ゆ」と昔の書き言葉に置きかえると文語詩になり、内容は同じでも言葉づかいだけで分類が変わることが分かります。
ポイント 「使っている言葉が今の言葉か昔の言葉か」で口語詩と文語詩を見分ける。形の分類(定型・自由)とは別の観点である点に注意。