文語詩とは、昔の書き言葉(文語)で書かれた詩のことです。歴史的仮名遣いや、現代では使わない古い言い回しが用いられます。
| 文語詩に多い言い方 | 現代の言い方 |
|---|---|
| 〜なり・〜けり | 〜だ・〜だった |
| 散りぬる | 散ってしまった |
| うるはし | 美しい |
明治・大正のころには、格調の高さを出すために文語で詩を書くことがさかんでした。古めかしいひびきがあり、声に出すと独特のリズムが感じられます。話し言葉で書く口語詩と対になる呼び方です。
たとえば、「花はもう散ってしまった」という現代の言い方は、文語詩では「花は散りぬ」と短く言いきる形になります。「うるわしい」も「うるはし」と書かれ、音の数が減って引きしまるため、五や七のリズムに乗せやすくなります。
ポイント 文語詩は「昔の書き言葉で書かれた詩」。意味が取りにくいときは、まず歴史的仮名遣いを現代の音に直して読むとよい。